9200形(9201~05)は1992年にデビューしました。8200形・8800形に続くVVVFインバーター制御車となります。 8800形が前後扉であったのに対しこちらは従来通りの前・中の配置になっています。 制御方式はGTO-VVVFインバーター制御で回生制動併用の電気指令式ブレーキを搭載。 この点は8800形と同一です。1994年までに5両が製造されました。 なお9201号は姉妹都市にちなんで […]
101号は1993年に導入されたレトロ調車両です。 熊本市交通局では8200形以降、形式の上二桁は西暦下二桁でしたから9300形でも良さそうなものですが、足回りが共通であることから8800形に分類されます。 ですが車番は8803ではなく101となっています。 まあ レトロ電車に9301とか8803とするのはちょっと無理があるかな? マルーンの塗装に金モールをあしらったダブルルーフ風の車体でトロリー […]
1988年デビューの8800形(8801、02)は1982年製の8200形に次ぐVVVFインバーター制御車です。 8200形の直角カルダン(1モーター2軸)駆動から一般的な平行カルダン(1モーター1軸)駆動に変更され、車内もオールロングシートになりました。 客用扉が車両の前後となっている点も大きな特徴です。 唯一ドアの位置が違うせいか、偶然か、あまり写真が撮れていません。 8801は「ビアガー電」 […]
8500形(8501~04)は1985~86年にアルナ工機で製造されました。 8200形VVVFインバーター制御車に準じた車体ですが、こちらは1200形の台車・走行機器類を流用した直接制御のツリカケ駆動です。 よって台車の形状が識別ポイントです。また前扉が折戸から引戸に変更された点もあげられます。 8200形は試作車ともいえる存在です。高価であることに加えトラブルの可能性も高いのです。 一方、廃止 […]
1924年(大正13年)に開業した熊本市電は1963年度には営業路線25.0km、一日の平均乗客数は11.6万人を数えるまでになりました。 しかし他都市の路面電車と同じくモータリゼーションの波に抗することが出来ず、あいついで路線が廃止され 1978年度末までに全廃される計画までもち上がったのです。 そんな熊本市電は折からの石油危機に加え、代替交通機関の資金調達がままならぬことから 一転、存続を決定 […]
熊本市電は1924(大正13)年に運行を開始しました。鹿児島市電開業から12年遅れをとっています。 それは熊本軽便鉄道(1907年開業、08年に大日本軌道熊本支社)が現在の上熊本-洗馬橋-水前寺、肥後大津に路線を持っていたからと思われます。 1914年の豊肥本線開通にあたり並行する郊外区間(竜田口-大津)は廃止され、残った市内区間については1067mm改軌と電化が計画されていました。 しかし、実現 […]