JR九州 クハ455形0番台 300番台 400番台 500番台 600番台

JR九州 クハ455形0番台 300番台 400番台 500番台 600番台

急行形交直流電車は東京、大阪を起点に東北地方や北陸、九州といった交流電化地域を結ぶ急行列車として全国で活躍していました。
しかしJRに継承された時点で多くが近郊形改造され普通列車として運用されることになります。
6連が基本編成だったため短編成化にあたりクハを他系列からも増備しています。
200番台(201~203):サハシ455形改
300番台(301~324):クハ165形改
400番台(401~405):クモハ165形改(401)クモハ169形改(402~405)
500番台(501~505):サハ165形改
600番台(601~611):サロ455形改(601~605)サロ165形改(606~611)
このうちJR九州が継承したのは301.322~324、401.404、501、601~607.610.611です。

クハ455形の基本番台(0番台)も注目です。製造順に並べると
1~43:1965年製 44~54:1966年製 55~61:1967年製
62~64:1968年製 65:1969年製 66~75:1970年製
となります。これを配置先に並べると…
1~4.33~40.44.46.48~51.53~55.71~75 :455系(東北地区)
5~12.15~17.21~32.66~70:475系(九州地区)
13.14.18~20.41~43.47.56~65:475系(北陸地区)
66~70:457系(九州地区)となります。頭がこんがらがってしまいますね。

電源周波数の相違により50 Hz用が451→453→455系、60 Hz用が471→473→475系となり、457系は50/60Hz両用となります。
しかし周波数の影響を受けないTc車は共用できるため通し番号にしたのです。(クハ451→455形)
JR九州が継承した475系と457系は併結が可能です。何の問題もありません。
なおクハ451形とクハ455形は総括制御用ジャンパ連結器が違うため別形式となっています。
現場としてはこっちの区別の方が大事なんですね。
(451・453・471・473系のKE58形に対し455・457・475系ではKE76形)

クハ455形0番台 クハ455-24(475系 Gk35編成)

撮影場所:大分

クハ455形0番台 クハ455-66(457系 Jo10編成)

撮影場所:大分

クハ455形300番台 クハ455-301 クハ165-139改 (457系 Jo2編成)

撮影場所:南宮崎

クハ455形400番台 クハ455-401 クモハ165-107改(475系 Gk37編成)

撮影場所:南福岡

クハ455形400番台 クハ455-403 クモハ169-903改(457系 Jo15編成)

撮影場所:大牟田?

クハ455形400番台 クハ455-404 クモハ169-903改(475系 Gk21編成)

撮影場所:熊本

クハ455形500番台 クハ455-501 サハ165-1改(475系 Gk27編成)

撮影場所:大分?

クハ455形600番台 クハ455-601 サロ455-36改(475系 Gk10編成)

撮影場所:大分?

クハ455形600番台 クハ455-602 サロ455-42改(475系 Gk24編成)

撮影場所:

クハ455形600番台 クハ455-605 サロ455-45改(475系 Gk36編成)

ボックス席に改造されています。 撮影場所:大牟田?

クハ455形600番台 クハ455-607 サロ165-122改(475系 Go10編成)

撮影場所:

 

 

 

 

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