304編成は1991年に冷房改造、リニューアルされました。
300形は単行用車両である100形を連接改造したものをメインに301~306編成の計6編成12両が導入されています。
304編成(304-354)は 302.303編成と同じく江ノ電オリジナルの100形(106.109)を1958年に東横車両電設で連接改造したものです。
生い立ちを振り返ってみましょう。
種車の100形(106~110)は1931(昭和6)年に新潟鐵工所で製造されました。
12m級の半鋼製車体でポール集電の典型的な路面電車です。
雨宮製(101~104)、川崎製(105)とはわずかに形態が違うということで106形と区別されることもあります。もちろん制御器は直接制御。ツリカケ駆動です。
1958年に連接改造され300形の仲間入りをしました。車体は鋼板張りの張上げ屋根に改造され外観は一変しました。また両端の乗降扉を移設して乗務員室扉との間に窓が1箇所設置されています。
なお1955年にはホームの嵩上げ工事も終了していますので扉をノンステップに改良しています。
制御器はES-158B(間接自動)に変更されました。モータもTDK-31SP(ともに東洋製)となり出力は56kwにパワーアップしました。
302編成以降、連接台車からモータを撤去 付随台車とし、先台車にモータを2つずつ搭載しています。
なおモータの出力は300形の中で最大です。ブレーキは電磁SME制動。台車はブリル製の76E2でした。
1964年にはトロリーポールからZパンタに換装されています。(1973年までに菱形パンタグラフに)
1971年から連接車2編成での重連運転が開始されましたので NCB-6小型密着連結器に換装、電気連結器と連結ホースを併設しました。
1980年頃、前照灯が前面上部から下部左右に移設されてシールドビーム2灯化され、あわせて尾灯が角型のものに交換されています。残念ながらリニューアル前は撮影できませんでした。
ここでご紹介しているのは1991年に冷房改造されたリニューアル車です。
リニューアル内容はおもに冷房化と足回りです。冷房装置は三菱電機製のCU77AE1を採用しました。
駆動方式は中空軸平行カルダンとなり台車も編成両端の動台車をTS-837に付随台車はTS-838に変更されモータも出力50kWのTDK8005-Aに換装されました。
主制御器はES-251Aに改められています。
1999年に東洋電機製の電動カム軸制御式のACDF-M450-789A-M1000に換装されています。
これはカルダン駆動の1501・1502編成や2000形、10形、20形と同じです。
ブレーキは発電ブレーキ併用・電気指令式のHRD-1Dとなりました。
見た目は古風ですが中身は新型と変わらないといっていいでしょう。
2004年頃より運用から外れ、2005年9月に廃車されました。
廃車後は新500形501編成に台車などの機器が流用されています。
304編成改(304-354)もと106、109
300形改 304-354 1957年連接改造:東洋工機
1991年冷房改造 リニューアル
24.100:2.540:3.910 41.0t 150名(04席)
動台車:TS-837 付随台車:TS-838 モーター:TDK8005-A(東洋)50.0kw×4 3:88
関節自動制御:ES-158B (東洋) (→ACDF-M450-789A-M1000)
ブレーキ:発電ブレーキ併用・電気指令式 HRD-1D クーラー:CU77AE1
参考文献 江ノ電-懐かしの電車名鑑 湘南倶楽部編 2003年
rp620(198-204P )1996年 ほか
304

撮影?:極楽寺検車区
江ノ島電鉄 300形 304編成
←藤沢 Mc-Mc 鎌倉→
354-304→304-354 1960年運輸省の通達により改番
参考 私鉄電車編成表83年版
江ノ電-懐かしの電車名鑑 湘南倶楽部編 2003年
300形の登場時は「江ノ島鎌倉観光」でした「江ノ島電鉄」となったのは1981(昭和56)年です。
参考:江ノ島電鉄 300形 302編成(302-352) 1957~1992年
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