江ノ島電鉄 800形 もと上田丸子モハ2340形←山梨交通7形 1971~1986年

江ノ島電鉄 800形 もと上田丸子モハ2340形←山梨交通7形 1971~1986年

800形はもと山梨交通モハ7形(1948年製)です。1971年に800形(801-802)として運用を開始しました。
1962年の廃線に伴い上田丸子電鉄(後の上田交通)へ移籍しモハ2340形となりました。1969年には丸子線が廃止されたことにより今度は江ノ電(当時は江ノ島鎌倉観光)へ譲渡されるという流転の経緯があります。
当時、厳しい経営状況にあった江ノ電は 輸送力の増強にあたって不足する車両を中古車でもってカバーしていました。東急玉川線廃止によりデハ80形を1970年に譲り受け 600形として導入したのと同じ流れです。

山梨交通電車線は甲府駅前から併用軌道で市街地を抜け郊外区間は専用軌道となる20kmほどの路線でした。7形は終戦の混乱期に増備されています。当時自社発注することは不可能で運輸省の認可のもと割り当てを受けたものです。集電装置こそクラシックなダブルポールでしたが、主制御器は総括制御対応の間接制御のES-517SE(東洋)です
導入時はそこそこの需要があったんですね。しかし後年はその身をもてあます状態だったそうです。

7形は高床式車両でしたが併用軌道区間用に折りたたみ式ステップを設置していました。上田丸子ではこれを撤去しています。600形にあっては軌間の変更、ステップの切り上げなど対策が講じられましたが800形ではその必要はありません。ただし導入にあたっては600形同様、連結側の運転台撤去がなされました。あわせてモータを×4→×2に減じています。しかしながら1974年の藤沢駅高架化にあたっては出力が不足することとなり802のモータを2個増設することになります。

600形同様連接車ではなかった800形は 4連での運行ができず、中途半端な存在となってしまいました。1975年には3扉化改造されましたが1986年廃止されています。

800形

800形(801+802) 1971年入籍
(もと1948(昭和23)年 汽車製造製 山梨交通モハ7形→上田丸子デハ2340形)
13.600×2:2.500:4.120 20.8t/23.0t 104名(42席)×2
台車:---汽車製 モーター:TDK521/2-A1 37.5kw×4→×2(→×4:802) 
参考文献 :路面電車ガイドブック 誠文堂新光社1976年 ほか

801

802

撮影1983.3:江ノ島

←藤沢①    Mc-Mc    鎌倉②→
デハ801-デハ802 ←上田丸子モハ2342+モハ2341 ←山梨交通モハ8+モハ7
参考文献 私鉄電車編成表83年版 では形式が「デハ800形」となっています。

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