江ノ島電鉄 300形改 303編成(303-353) 1992~2008年 カルダン駆動 冷房車

江ノ島電鉄 300形改 303編成(303-353) 1992~2008年 カルダン駆動 冷房車

302編成は1997年に運用を離脱、廃車されましたが、303編成は1992年に冷房改造しリニューアルされました。冷房装置は304・305編成と同じく三菱電機製のCU77AE1です。
駆動方式は中空軸平行カルダンとなり台車も編成両端の動台車をTS-837に付随台車はTS-838に変更しました。モータも出力50kWのTDK8005-Aに換装されています。
主制御器はES-251Aでしたが1999年に
東洋電機製の電動カム軸制御式のACDF-M450-789A-M1000に換装されています。これはカルダン駆動の1501・1502編成や2000形、10形、20形と同じです。
ブレーキは発電ブレーキ併用・電気指令式のHRD-1Dとなりました。足回りは新型と変わらないといっていいでしょう。
車体はこの時304編成と同じノーシルヘッダーの張り上げ屋根となり室内の内装も一新されました。
なお側面窓を下降窓から上段下降・下段上昇の2段窓に変更したのは1994年です。
残念ながらリニューアル前は撮影できませんでした。

2007年に運用を終了、2008年3月に廃車されました。
廃車後は新500形502編成に台車などの機器が流用されています。

303編成改(303-353)もと103、104

300形改  303-353  1957年連接改造:東洋工機 1992年リニューアル
24.450:2.426:3.975  41.6t 148名(64席)
動台車:TS-837 付随台車:TS-838 モーター:TDK8005-A(東洋)50.0kw×4  3:88
関節自動制御:ES-251A (東洋) →ACDF-M450-789A-M1000
ブレーキ:
発電ブレーキ併用・電気指令式 HRD-1D  クーラー:CU77AE1

参考文献 江ノ電-懐かしの電車名鑑 湘南倶楽部編 2003年
rp620(198-204P )1996年 ほか

303 2006年撮影

353 2006年撮影

撮影2006年3月:極楽寺

最後に300形303編成をおさらいしておきます。

300形には単行用車両である100形を連接改造した301~04編成、新製車体の305編成、100形+200形連結車改造の306編成があります。
1956~68年に301~306編成の計6編成12両が導入されました。
303編成(303+353)は 302編成と同じく江ノ電オリジナルの100形(103.104)を1957年に東洋工機で連接改造したものです。

100形(101~104)は江ノ電初のボギー車で1929(昭和4)年に雨宮製作所で製造されました。
(なお100形登場時は「江ノ島電気鉄道」でした「江ノ島鎌倉観光」を経て「江ノ島電鉄」となったのは1981(昭和56)年です)
12m級の半鋼製車体でポール集電のその姿は昭和初期の典型的な路面電車です。
制御器は直接制御。もちろんツリカケ駆動です。
ちなみに100形には1931年に川崎車両で製造された105、同じく1931年に新潟鐵工所で製造された106~109 加えて他社からの移籍組となる111~117もいます。

302編成とともに1957年に連接改造され間接自動制御に変更されました。
302編成同様、連接台車からモータを撤去 付随台車とし、先台車にモータを2つずつ搭載することとしました。
なお1955年にはホームの嵩上げ工事も終了していますので扉はノンステップです。

1964年にはトロリーポールからZパンタに換装されています。1973年までに菱形パンタグラフに
1971年から連接車2編成での重連運転が開始されましたので NCB-6小型密着連結器に換装、電気連結器と連結ホースを併設しました。
1980年頃、前照灯が前面上部から下部左右に移設されてシールドビーム2灯化され、あわせて尾灯が角型のものに交換されています。

江ノ島電鉄 300形 303編成
←藤沢  Mc-Mc  鎌倉→
353-303→303-353 1960年運輸省の通達により改番
参考 私鉄電車編成表83年版
江ノ電-懐かしの電車名鑑 湘南倶楽部編 2003年

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