BEC819系は世界初の交流方式による蓄電池電車です。愛称は「DENCHA(デンチャ)」
2016~19年に2連×18=36両 製造されました。
車体、制御方式は日立のA-Trainである817系がベースです。
非電化区間の 電源をリチウムイオン電池(定格電圧は1598V、定格容量は約360kW)としました。
大容量の蓄電池を搭載したTcの重量は817系より約7.5t増加、床下をほぼ占有したためSIVやCPなどはMcに搭載されています。
電化区間では架線走行モードとし架線からの給電により走行。
非電化区間では蓄電池走行モードとし蓄電池からの給電により走行します。
非電化区間での運用にあわせモータの出力は控えめになっています。
急速充電を行うことが可能で10分間の充電で約90kmの走行が可能となっています。
もちろん減速時には回生ブレーキから発生した電力も充電されます。
香椎線用の5300番台は別タイトルでUPしています。
参考文献:柴田東吾氏 鉄道ジャーナル#686 2023.12 P53~65
目次
BEC819系0番台 Zg003編成 若松線用
JR九州 BEC819系0番台 Zg003編成 2連 2017年製
←若松② ①折尾、博多→
BECクモハ819-3+BECクハ818-3 所属 直方車両センター
参照:JR編成表2024年夏号 撮影2024.7:折尾
Zg003編成② BECクモハ819形0番台 BECクモハ819-3
パンタグラフは他の電車と違って空気上昇、バネ下降式です。
非電化区間でパンタグラフを上昇させたまま走行することのないようにしています。
Zg003編成① BECクハ818形0番台 BECクハ818-3
撮影場所:
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