901系はJR東日本が次世代の通勤電車を製作するにあたり様々なテストするための試作車系列です。
A(川重),B(東急),C(川重)+(大船工)の仕様が異なる3編成が製造され1992.3にデビューしました。
すべてインバータ制御ですが編成ごとに違うタイプのインバータが搭載されました。
A編成ではパワートランジスタを使用した個別制御。
B編成は高耐圧小容量のGTOによる2レベルインバータで個別制御、
C編成は低耐圧大容量GTOによる3レベルインバータで4個一括制御
という具合で様々な方式が試され 競わせた結果を量産車に活かそうというわけです。
とはいえ好き勝手に競わせたわけではありません。
明確なコンセプトがありました。重量半分、コスト半分、寿命半分です。
このコンセプトが正しかったか否かについてはさておき 901系は1994.1から 209系900番台に量産化改造され2007.10~2008.1にかけて廃車されてしまいました。
予定通りとはいえ15.6年という寿命はやはり短すぎるような気がします。
209系900番台との識別ポイントは側面上部のラインが黒いところです。
A編成は撮影できませんでしたが209系900番台で撮影できました。
制御器はそのままです。こちらでご確認ください。
901系 B編成 102F 東急車輌製 (側窓2枚窓)
京浜東北線 根岸線用 901系 102F B編成 10両編成、浦和電車区
新製:1992.3(東急車輌) 量産化改造:1994.1~ 運用離脱:2006.12
←大船① 大宮⑩→
クハ900_2-モハ900/901_4-サハ901_8-サハ901_7
-サハ901_6-モハ900/901_3-サハ901_5-クハ901_2
参考 JR電車編成表 ’93夏号 撮影1992.8:有楽町
901系B編成 102F⑩ クハ901-7
901系 B編成 102F⑦ モハ900-3
VVVF装置を4個並列に接続する個別分散方式(1C1M)東芝製GTO
901系B編成 102F⑧ モハ901-3
901系B編成 102F⑤ サハ901-7
撮影場所:有楽町
901系C編成 103F 川重製 JR東日本 大船工場製
京浜東北線 根岸線用 901系 103F C編成 10両編成、浦和電車区
新製:1992.3(上記) 量産化改造:1994.1~ 運用離脱:2007.3
←大船① 大宮⑩→
クハ900_3-モハ900_6-モハ901_6-サハ901_12-サハ901_11-
サハ901_10-モハ900_5-モハ901_5-サハ904_9-クハ901_3
参考 JR電車編成表 ’93夏号 撮影 1992.8:大宮
901系 C編成 103F① クハ900-3 川重製
①-③・⑥-⑩:川崎重工業=妻面にリブ
901系 C編成 103F② モハ900-6 川重製
901系 C編成 103F③ モハ901-6 川重製
VVVF装置は3レベル制御1C4M方式(量産車に採用)三菱製GTO素子
901系 C編成 103F④ サハ901-12 JR東日本 大船工場製
④⑤:JR東日本大船工場=2枚窓が特徴
JR東日本 209系900番台 へJUNP
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