「パノラマライナー サザンクロス」は1987年3月、国鉄最末期に門司鉄道管理局が製作したジョイフルトレインです。
バブル景気のころでデラックス志向が高まっておりJR九州の目玉商品としてゴージャスな車両を目指して開発されました。
座席部分の床を150ミリ高くしたハイデッカーとし、1人がけと2人がけのリクライニングシートを設置しました。
シートピッチも広くなっており リクライニング傾斜角度はかなり大きいものとなっています。
JR九州では1994年3月にジョイフルトレインから撤退したため「PLサザンクロス」も運用を終了、廃車されました。
目次
「パノラマライナー サザンクロス」牽引機 ED76-78
PL サザンクロス① スロフ12-705 パノラマラウンジカー
1号車はパノラマラウンジカー。
スハフ12形の車端部にあった便所・洗面所を撤去し展望室を接合しました。
展望室の天井部分の冷房機を撤去したため展望室直後にAU77形集中式冷房装置を設置しています。
また展望室床下には温風暖房装置を設置しました。
6号車では客室部分となる場所はラウンジとなっており、ソファとテーブルが設置されています。
PL サザンクロス④ オロ12-713
PL サザンクロス⑥ スロフ12-706 パノラマカー
PL サザンクロス⑥ スロフ12-706 パノラマカー
1987.3 小倉工場改造 元スハフ12-85 撮影：門司港
PL サザンクロス⑤ オロ12-714
撮影：門司港
「パノラマライナー サザンクロス」牽引機 DE10-1131
