「3つの5800番台」JR西日本 113系5800番台 珍車ギャラリー#414 

「3つの5800番台」JR西日本 113系5800番台  珍車ギャラリー#414 

3つの5800番台

① クハ111形5800番台  L18編成① クハ111-5806 京都総合車両所

JR西日本 113系5800番台 L18編成 4連 湖西線用 京都総合車両所
←永原④                    ①京都→
クハ111_5816-モハ113/112_5803-クハ111_5806  2005年廃車
(もと福フチ K3編成:クハ111_816-モハ113/112_803-クハ111_806)
参照:JR電車編成表00年夏版 撮影 2000年:京都

113系5800番台は 1986年の福知山線および山陰本線電化にあわせ投入された800番台を高速化改造したものです。
(福知山線:宝塚 – 福知山間/山陰本線:福知山 – 城崎間の電化開業)
本来 福知山地区で運用される113系800番台は高速化改造の対象外でした。
しかし他線区で運用される800番台については高速化改造の対象となったのです。
対象車両は以下のとおり
65年製モハ112/113-83 86年改→-808 92年改→モハ112/113-5808(→網干区へ転属 )
65年製モハ112/113-146 86年改→-803  96年改→ モハ112/113-5803(→京都所へ転属)
65年製クハ111-397 84年改→806 96年改→クハ111-5806(→京都所へ転属)
63年製クハ111-334 86年改→816 96年改→クハ111-5816(→京都所へ転属)
網干電車区のユニットは基本番台(→5000番台)に組み込まれ 東海道線系統で使用されました。
京都総合車両所へ転属したグループはもともと福知山電車区で4両編成を組んでいました。
それが L18編成としてそのまま湖西線や草津線を中心に運用されることになります。
なお800番台は 700番台に準じた寒冷地対策を施工した改造車ですので湖西線でも問題なく走れます。

②クモハ113形5800番台  S33編成 クモハ113-5803福知山電車区

JR西日本 113系5800番台S33編成 2連 山陰線用
←京都②           ①福知山  豊岡→
クモハ113_5803-クモハ112_5803 2009~10年に廃車
1996年2月にワンマン改造 1996年9月に高速化対応
参照:JR電車編成表08年夏版 撮影 2007年8月:福知山

先に113系300番台についてお話しします。
1996年3月の山陰本線園部-福知山間の電化に伴い投入された彼女たちは福知山電車区に配置。
改造時よりワンマン運転に使用されることが前提のS編成(2連)となりました。
300番台は1995年に113系の6000番台であったモハ113+112形ユニットから改造されたものです。
アーバンネットワークで大活躍していた彼女たちにとっては都落ちということになるでしょうか。
300番台は6本×2=12両が改造されました。番号の対照は以下の通りです
モハ113/112-6329~6332・6335・6337
95年改→クモハ113/112-302~ 305・307・309
(のち高速化対応で改番→5302 ~ 5305・5307・5309 )
301・306・308が欠番となっているのが不思議ですね。
本来は300番台を9編成用意する計画だったそうです。
改造年は1995年ですが、95年といえば阪神大震災です。
詳しい経過は分かりませんが…。
この予想外の災害の影響で、車両のやりくりがつかなくなったという説があります。
結局300番台への改造は6編成にとどまり、
不足する3編成分は113系800番台(2連×3本)から補うことになりました。
登場後まもなく彼女たちも高速化改造され 5800番台に改番されました。
モハ113/112-81・169・72(65~67年製)
86年改→クモハ113/112-803・807・809
(のち高速化対応で改番→5803・5807・5809 )
5800番台は5300番台と同様の湘南色にクリーム色の帯入りです。
クモハ113/112-5800番台は 期せずして5300番台と同じお仕事をするために登場したのです。

② サハ111形5800番台  K15編成 サハ111-5801 網干電車区

サハ111-5801は もとクモハ113-818で事故廃車となったクモハ112-801の相方でした。
1992年に電装解除、高速化改造のうえ網干電車区K15編成④へ組み込まれました。
2003年6月廃車。


まとめにかえて クハ111-5806に113系5800番台について語ってもらいましょう。
「私たちは同じ5800番台ということになるんだけど 一緒のお仕事することはなかったの。
ごく稀に京都で顔をあわすこともあったんだけど…。
サハさんは連れ合いをなくしてもう自分では動けなくなったせいか。
そっと 通り過ぎてゆくだけ。
クモハさんたちはというと ちょくちょく京都にはやって来てるはずなんだけど…。
挨拶もせず すぐ福知山へ引っ込んでしまう。
一緒にお仕事をしている5300番台さんに気兼ねしているのかもしれないわ。
ローカル線でのんびりお仕事するのもいいんだけれど 第一線にカムバックして目一杯お仕事させてもらえたのは私たちだけ。
やっぱり幸せ者って思わなきゃあということよね」
と彼女はチャームポイントであるヘッドライト輝かせていました。

 

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