南海 キハ5500系は、国鉄紀勢線直通乗り入れ用気動車です。
国鉄キハ55形100番台に準じた設計で、キハ5551形(両運車:4両)とキハ5501形(片運車:5両)は、1959~62年に製作されました。
全席座席指定車とするため座席数を同一にする必要があり、両運転台のキハ5551形はトイレなしとなっています。
和歌山からは国鉄「きのくに」に併結、難波から新宮・白浜まで運転されました。
1978年10月、和歌山 – 新宮間の電化が完成。381系電車特急の「くろしお」が増発され、難波発着の「きのくに」は減便。
1985年3月、気動車で残っていた急行「きのくに」は485系特急「くろしお」に格上げ。
難波発着「きのくに」は廃止となることから、キハ5500系は5月に全車廃車されました。
南海 キハ5500系 紀勢線直通列車「きのくに」
撮影場所:新今宮
南海 キハ5500系 キハ5501形(片運転台車)
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