「SLあそBOY」は豊肥本線(熊本−宮地)を走ったSL列車です。
8620形 蒸気機関車58654号機を復活させ1988~2005年の17年間にわたり運行されました。
大正11年生まれの58654が注目されるのは当然ですが その際 牽引していたのがオハ50系700番台です。
アメリカ西部開拓時代をイメージした「ウエスタン風客車」となっています。
オハフ50 701+オハ50 701+オハフ50 702の3両編成です。
「SLあそBOY」オハ50系700番台 3連
撮影2001.4:熊本
あそBOY① オハフ50形700番台 オハフ50-701
1号車 オハフ50-701(密閉式展望デッキ)1988年 鹿児島車両所改造 元オハフ50-39
あそBOY② オハ50形700番台 オハ50-701
2号車 オハ50-701(ビュッフェ付き) 1988年 鹿児島車両所改造 元オハ50-75
あそBOY③ オハフ50形700番台 オハフ50-702
3号車 オハフ50-702(密閉式展望デッキ) 1988年 鹿児島車両所改造 元オハフ50-40
SLあそBOY 牽引機 8620型蒸気機関車 58654号機
撮影2001.4:立野
大正11年に日立製作所笠戸工場で落成。浦上機関庫に新製配置され長崎本線で使用されました。
1949年に西唐津機関区に転属、1961年にはお召し列車を牽引するという栄誉に浴しています。
1975年廃車となり肥薩線矢岳駅前の人吉市SL展示館に静態保存されていました。
2005年に「SLあそBOY」は廃止され一旦は静態保存されましたが、日立製作所にSL製造時の図面があることが判明、2007~09年に小倉工場で修復(事実上の代替新造)することになりました。
2009~2024年に 熊本 – 人吉間で「SL人吉」として営業運転を再開しています。
「SL人吉」 58654+オハ50系700番台 3連
「SL人吉」で再度運用されることになり、水戸岡デザインによるリニューアルがなされています。
車体は黒色、ぐっとシックにイメージチェンジしました。
先頭車の前面下部に窓が新設されています。
2024.3「SL人吉」はラストランとなりました。撮影2013.8:川尻
SL人吉① オハフ50形700番台 オハフ50-701
SL人吉② オハ50形700番台 オハ50-701
SL人吉③ オハフ50形700番台 オハフ50-702
撮影2013.8:川尻
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