JR九州 キハ200系 キハ220形 200番台 1100番台 1500番台「なのはなDX」

JR九州 キハ200系 キハ220形 200番台 1100番台 1500番台「なのはなDX」

キハ200系には片運転台のキハ200形と両運転台のキハ220形があります。
ここでは両運転台車であるキハ220形200番台 1100番台 1500番台をピックアップします。
登場順でいきますと
1997年:1100番台(1101~02)は転換クロスシート車  トイレなし→あり
1997年:1500番台(1501~04)はロングシート車 トイレなし→あり
2006~09年:200番台(201~12)はセミクロスシート車  トイレあり となります。
詳細は各画像の後に記しました。

キハ220形200番台  キハ220-201

撮影2013.8:鳥栖

200番台は2006年に豊肥本線と久大本線用に201-209が投入されました。
行先表示器が大型化されているのが識別ポイントです。
車内はセミクロスシートでトイレと車椅子スペースが設けられています。
エンジンをSA6D140HE-2(450ps/2,100rpm)に変更、山岳路線での使用を考慮したものとなっています

キハ220形200番台  キハ220-210

2009年には日豊本線佐伯~延岡間用に210 – 212 が新製されています。
2010年に208と209が長崎に転属。シーサイドライナー色が登場しています。

キハ220形1100番台 「なのはなDX」キハ220-1102

撮影2008.7:鹿児島

1100番台は1997年に熊本地区向けに2両が製造されました。
ワンマン運転対応の転換クロスシート車です。トイレなしでしたが 後に2両とも設置されています。

1101は2009年に長崎へ転属。シーサイドライナー色に変更されました。 2021年大分へ転属。

1102は2004年に指宿枕崎線の特別快速「なのはなDX」用として使用するため改造されています。
中央扉をなくし一枚窓の展望スペースを設置、座席は回転式リクライニングシートに変更されました。
2011年「なのはなDX」廃止後は熊本車両セに転属、塗色は赤色に変更されました。
2020年7月 人吉駅構内にて浸水被害を受けた1102は2023年に総合検測車「BIG EYE」の種車となり再改造されました。

キハ220形1500番台  キハ220-1503

撮影2013.8:鳥栖

1500番台は1997年に香椎線向けに4両が製造されました。ワンマン運転対応のロングシート車です。
トイレなしでしたが 後に4両全てに設置されています。
2003年に大分車セへ転属しました。

ほか キハ200系にはBE220形「BIG EYE」が在籍します。2023年に公開された事業用車です。
2020年7月に人吉駅構内にて浸水被災したキハ220-1102(元「なのはなDX」)を種車とした総合検測車です。

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