「アストル(ゴールデンエクスプレス アストル)」は1988年にJR西日本 金沢支社が登場させました。
1986年に登場した「ゆぅトピア」は「雷鳥」に併結する気動車特急「ゆぅトピア和倉」として活躍してきました。
しかし1編成しかないことから団体臨時列車用にもう1編成確保することにしたのが「アストル」です。
「ゆぅトピア」が定期検査などで運用できないときは「アストル」の出番となります。
よって120km/h対応の台車に改良され電車のブレーキシステムを追加装備しました。
なお 単独運転の場合は従来通り自動空気ブレーキを使用します。
先頭車は非貫通形とし大型窓を設置し展望室を設置しました。
展望室のみならず一般客室もハイデッカーとなっています。
「ゆぅトピア」と違うのは中間車キロ29-552があることです。
これは七尾線の急行「能登路」に使用されていたロマンスカー (キハ28-2049)が種車です。
0系新幹線の転換クロスシートを再利用したもので団体列車のキャパを確保するため再改造されました。
ですから「ゆぅトピア和倉」として485系電車と併結することはできません。
1991年の七尾線電化以後はもっぱら団体列車に使用されました。
キロ65-551 -1551については1997年に延命工事が施されました。
その際 中間車キロ29-552は新規改造のキロ29-554に差し替えられました。
2007年に廃車となっています。
目次
アストル(ゴールデンエクスプレス アストル)
アストル① キロ65形550番台 キロ65-551
撮影場所:大阪
アストル② キロ29形550番台 キロ29-552
撮影場所:京都
アストル③ キロ65形1550番台 キロ65-1551
撮影場所:大阪
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