SL牽引の定期旅客列車が運行を終了したのは1975年です。
SLやまぐち号はその3年8か月後の1979年に運行を開始しました。
当初は12系客車がそのまま使われていました。
ここでご覧いただく「レトロ客車(12系700番台)」は1988年にJR西日本幡生車両所で改造されたものです。
2005年にはリニューアルされ 様々な装飾が撤去されています。
比較しやすいように並べて配列しました。
12系レトロ客車は 35系客車の投入により2017年に「SLやまぐち号」としての運用を終了しています。
- 1. 「SLやまぐち号 」 レトロ客車 12系700番台
- 2. 珍車ギャラリー#073 JR西日本 マイテ49-2
- 3. 「SLやまぐち号」牽引機 C57形蒸気機関車 C57-1
- 4. 「SLやまぐち号」牽引機 C56形蒸気機関車 C56-160
「SLやまぐち号 」 レトロ客車 12系700番台
撮影:1989.4 小郡 / リニューアル車、マイテ49-2 は 2006.7 津和野
SLやまぐち号① オハフ13形700番台 オハフ13-701「展望車風客車」
1号車 – オハフ13 701「展望車風客車」(オハフ13-59)定員56名(展望室8名)
大正12年製のオイテ27000形を模した開放型展望デッキと冷房装置をカバーで覆ったダブルルーフ風の外観が特徴です。
撮影1989.4:小郡
オハフ13形700番台 リニューアル車 オハフ13-701「展望車」
2005年のリニューアルにより展望デッキの装飾が撤去されています。撮影:津和野
SLやまぐち号② オハ12形700番台 オハフ12-701「欧風客車」
2号車 – オハ12 701「欧風客車」(オハ12-227)定員80名。
当初は緑の塗装で1880年代のオリエント急行を模した深い丸屋根に似せるため屋根上にカバーを取り付けました。
オハ12形700番台 リニューアル車 オハ12-701
リニューアルにより屋根上のカバーと紋章のような装飾が撤去されています。撮影場所:津和野
SLやまぐち号③ オハ12形700番台 オハ12-702「昭和風客車」
3号車 – オハ12 702「昭和風客車」(オハ12-230)定員80名。
昭和初期の鋼製客車を模したぶどう色2号車体に白帯の塗装。
外板にはリベット風の装飾が取り付けられました。撮影1989.4:小郡
オハ12形700番台 リニューアル車 オハ12-702
リニューアルによりリベット風の装飾は撤去されました。撮影場所:津和野
SLやまぐち号④ オハ12形700番台 オハ12-703「大正風客車」
5号車 – オハ12 703「大正風客車」(オハ12-229)定員72名。
大正13年製のナロ20850形が参考とされました。
外板に木目のプリント鋼板を取り付け、木造客車に似せた外観としました。
展望車風客車と同様、冷房装置はカバーで覆われていました。撮影場所:小郡
オハ12形700番台 リニューアル車 オハ12-703
リニューアル後は屋根上のカバー、木目のプリント鋼板が撤去されています。
2003年には車販コーナーが展望デッキに改められました。撮影場所:津和野
SLやまぐち号⑤ スハフ12形700番台 スハフ12-702「明治風客車」
4号車 – スハフ12 702「明治風客車」(スハフ12-68)定員72名。
鉄道開業当初のイギリス製客車を模したもので木造客車に似せた外観が特徴。
展望車風客車と同様、冷房装置はカバーで覆われていました。撮影場所:小郡
スハフ12形700番台 リニューアル車 スハフ12-702
リニューアル後は屋根上のカバー、木目のプリント鋼板が撤去されています。撮影場所:津和野
SLやまぐち号 特別車 マイテ49形 マイテ49-2
2006年夏「SLやまぐち号」がC57とC56の重連で運転される日にマイテ49-2が連結されていました。
撮影場所:津和野
珍車ギャラリー#073 JR西日本 マイテ49-2
SLやまぐち号(予備車) オハ12形0番台 オハ12-247
SLやまぐち号(予備車) スハフ12形0番台 スハフ12-18
撮影場所:小郡
「SLやまぐち号」牽引機 C57形蒸気機関車 C57-1
撮影1989.4:小郡
「SLやまぐち号」牽引機 C56形蒸気機関車 C56-160
撮影2006.7:津和野
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