キハ40系はキハ47形42両とキハ40形11両の合計53両がJR四国に継承されました。
民営化の直前には予讃線の電化がありました。
そして民営化直後には非電化の土讃線についても新型の振り子付き特急気動車が導入されました。
かつて気動車王国といわれた四国に君臨していた国鉄形気動車ですが 特急用気動車185系でさえ一気に影が薄くなってしまった感があります。
一般型のキハ40系については他のJR各社のようにハイパワータイプの新形式を登場させることもなく影が薄いように感じられます。
四国の事情にあわせた一般形気動車1000形が投入される一方でかつては急行用として活躍した58系が普通列車用として活路を見いだしていることも影響しているかもしれません。
とはいえ なぜか寒地用の500番台がそれも高知に配属されているなど 捨て置けないJR四国のキハ40系です。
民営化後すぐに塗色変更と冷房改造が始まり1989年頃までには完了したようです。
2010年から廃車が始まり寒地用はすでに姿を消しています。
2023年11月、JR四国はハイブリッド車の導入を決定。徳島地区に残るキハ40系も風前の灯火となってきました。
キハ40形2000番台 キハ40-2108 両運転台 暖地向け
キハ40形2000番台 キハ40-2142 トイレ撤去車
屋上の水タンクが撤去されています。 撮影2007.3 徳島
キハ40形2000番台 キハ40-2148 ラストナンバー
撮影 1992.1 甲浦
キハ40形2000番台(2001-2148;S54-57年製)
両運転台(キハ40)暖地用(2000番台)トイレ付き 台車はコイルバネ式のDT22D(TR51C)。
JR四国に2107-2110、2142-2148が承継。
キハ47形0番台 キハ47-171 片運転台 暖地向け
キハ47形0番台(1-193;S52-57年製)
片運転台(キハ47)暖地用(0番台)トイレ付き 台車はコイルバネ式のDT22D(TR51C)
JR四国に111-118、144.145,171-178、191が承継。撮影2007.3 徳島
キハ47形1000番台 キハ47-1089
キハ47形1000番台(1001-1134;S53-57年製)
片運転台(キハ47)暖地用(1000番台)トイレなし 屋上に水タンクがありません
台車はコイルバネ式のDT22D(TR51C)。
JR四国に1085-1090、1117-1122、1132が承継。撮影2007.3 徳島
キハ47形500番台 キハ47-501 片運転台 寒地向け
キハ47形500番台(501-522;S53-55年製)
片運転台(キハ47)寒地用(500番台)トイレ付き 台車が空気バネ式のDT44(TR227)
501-505が承継。
キハ47形1500番台 キハ47-1501 トイレなし
キハ47形1500番台(1501-1521;S53-55年製)
片運転台(キハ47)寒地用(1500番台)トイレなし 台車が空気バネ式のDT44(TR227)。
1501-1505が承継。
*寒地向け500番台と1500番台は1985年4月に越後線など新潟地区ローカル線の電化を機に転属してきました。
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