JR北海道 アルファコンチネンタル エクスプレス キハ59形 キハ29形

JR北海道 アルファコンチネンタル エクスプレス キハ59形 キハ29形

アルファコンチネンタルエクスプレスは1985~86年にキハ56系を改造したもので ジョイフルトレインの先駆けといえる存在です。
1981年に開通した石勝線沿線にあるトマム・サホロといったスキーリゾートへのアクセス車両として国鉄とホテル側との提携によって生まれました。
よって塗色はホテルのイメージカラーでもあるダークブラウンとなり、内装はホテルのラウンジを思わせる高級感を漂わせていました。座席は当然リクライニングシート。先頭車はハイデッカー展望車となっています。

JR北海道 アルファコンチネンタルエクスプレス

①展望車 キハ59-1

キハ59-1 1985年12月 苗穂工場改造 元キハ56-201  1995.10 廃車

②中間車 キハ29-1

キハ29-1 1985.12 苗穂工場改造 元キロ26-201 1995.10 廃車

種車はグリーン車のため当初から冷房車で自車用冷房電源エンジンを搭載していました。
しかし今回 キハ59形にも冷房電源を供給する必要が生じたため、自車専用の4DQ-11Pを3両給電可能な4VK形冷房電源装置に換装しました。なお車内には供食用のカウンターが設置されています。

③展望車 キハ59-2

キハ59-2 1985.12 苗穂工場改造 元キハ56-209 1995.10 廃車

追加増結車 キハ59 101

キハ59-101 1986.2 苗穂工場改造 元キハ56 212 1995.10 廃車

運転台は撤去され完全な中間車となっています。
編成出力確保のため2エンジン車であるキハ56形からの改造となりましたが、キハ29-1の4VK形では4両目まで電源供給が追いつかないことから床上にエンジン室を設け 発生品である4DQ-11P自車電源装置を搭載しています。

 

 

 

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