キハ283系は1997年3月から「スーパーおおぞら」として営業運転を開始したJR北海道の振子式気動車です。
試作車900番台が1995年に先頭車2両中間車1両が製造されました。
1996年から量産されたものと合わせ総勢63両を数えます。
当初はトイレ付きを283形、トイレなしを282形とし同型車でも編成位置で番台区分していました。
次第に編成単位での運用が困難となり 2001年3月から在来車に合わせることになります。
従来通り 運転台付き車を283形式に 運転台なし車を282形式に改番しました。
③グリーン車:キロ283→キロ282
そして番台区分が異なっている同仕様車は 通し番号にしました。
⑨⑥先頭車:キハ283-101~109→キハ283-6~14
④中間車:キハ283-201~205→キハ282-1~5(新)
車椅子設備車であるキハ283形200番台をキハ282形基本番台としました。以下玉突きが生じています。
②中間車:キハ282-1~3(旧)→キハ282-103~105
⑧中間車:キハ282-1001、1002→キハ282-106、107
(なお2001年製の5次量産車以降は当初から新形式番台で落成しています。)
JR北海道 キハ283系 特急「スーパーおおぞら」
JR北海道 キハ283系 スーパーおおぞら 6連 編成表
←① 釧路 札幌⑥→
キハ283_2-キハ282_103?-キロ282_6-キハ282_106-キハ282_6-キハ283_18
参照;2012年3月27日撮影 実写データ 撮影場所:南千歳
「スーパーおおぞら」①号車 キハ283形0番台 キハ283-2
キハ283形0番台(1~21)
「スーパーおおぞら」②号車 キハ282形100番台 キハ282-103?
103であれば旧キハ282-1をキハ282形103としたもの。
車椅子設備車であるキハ283形200番台をキハ282形基本番台としため玉突きが生じています。
④中間車:キハ283-201~205→キハ282-1~5(新)
②中間車:キハ282-1~3(旧)→キハ282-103~105
「スーパーおおぞら」③号車 キロ282形0番台 キロ282-6
6号機は2001年6月製なので 改番以後の車両となります。
「スーパーおおぞら」④号車 キハ282形100番台 キハ282-106
100番台(101~111):トイレなし ミニラウンジ付き
キハ282-106:もとキハ282-1001
「スーパーおおぞら」⑤号車 キハ282形0番台 キハ282-6 車いす設備車
キハ282形0番台(1~8)トイレ付き:1~5はキハ283形200番台(車椅子設備車)として登場。
2001年に改番編入。キハ283形200番台をキハ282形0番台としため玉突きが生じています。
キハ283-201~205→キハ282-1~5(新)→キハ282-1~3(旧)→キハ282-103~105
「スーパーおおぞら」⑥号車 キハ283形0番台 キハ283-18
18号機は2001年6月製なので 改番以後の車両となります。 撮影 2012.3:南千歳
JR北海道 キハ283系 特急「スーパー北斗7号」
JR北海道 キハ283系 スーパー北斗7号 7連 編成表
←① 函館 札幌⑦→
キハ283_16-キハ282_*-キロ282_4-キハ282_2002-キハ282_2-キハ282_102-キハ283_8
参照;2012年3月27日撮影 実写データ
「スーパー北斗7号」①号車 キハ283形0番台 キハ283-16
16号機は2001年6月製なので 改番以後の車両となります。
「スーパー北斗7号」③号車 キロ282形0番台 キロ282-4(もとキロ283-4)
キロ282形(1~8):1~5はキロ283形として登場 2001年に改番編入
キロ282-4は もとキロ283-4
「スーパー北斗7号」④号車 キハ282形2000番台 キハ282-2002
キハ282形2000番台(2001~09)は 簡易運転台付き(先頭車として本線での運転が可能)
トイレなし ミニラウンジ付き
簡易運転台が準備工事となる3000番台(3001~04)もいます。
「スーパー北斗7号」⑤号車 キハ282形0番台 キハ282-2
キハ282形0番台(1~8)トイレ付き:1~5はキハ283形200番台として登場 2001年に改番編入
「スーパー北斗7号」⑥号車 キハ282形100番台 キハ282-102
100番台(101~111):トイレなし ミニラウンジ付き
「スーパー北斗7号」⑦号車 キハ283形0番台 キハ283-8 (もとキハ283-103)
キハ283-8 (もとキハ283-103) 撮影 2012.3:苫小牧
キハ283系の車体は軽量ステンレス製(前頭部は普通鋼製)です。
エンジンは N-DMF11HZA(355ps/2100rpmコマツ製)を各車に2台装備しました。キハ281系と同じです。
特色となるのは制御付自然振子機構を装備した N-DT283台車です。
これは根室本線の急曲線と脆弱な路盤に対応するため自己操舵(セルフステアリング)機構を組み込んだもので半径 600m以上の曲線では本則 + 40 km/hでの通過が可能となりました。
最高時速は130km/hで札幌 – 釧路間の最短所要時間はキハ183系の4時間25分から3時間40分へと大幅に短縮されました。
また2001年から側窓の外側にポリカーボネート製の透明保護カバーを付けています。
しかし2011年5月の「スーパーおおぞら14号」脱線・火災事故また車両故障等のトラブルにより110km/hに減速されました。
(なおこの事故により6両が廃車)
2020年3月よりキハ261系1000番台への置き換えが進み2022年3月283系は「おおぞら」定期運用から撤退。
2023年現在 「オホーツク」にも転用されています。(1998年には「スーパー北斗」にも投入されています)
それはさておきキハ283系に表記された番号は小さいんです。判別には苦労しました。
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