東武には 本線用の電気機関車としてEE製のED4000形、
東芝製のED4010形 ED5000形 ED5060形 ED5080形
日立製のED5010形 ED5050形がいました。
主に伊勢崎線・佐野線・小泉線・桐生線・日光線・会沢線・大叶線等で使用されていました。
1980年代以降急速に数を減らし 2003年9月30日に貨物運用が廃止。東武線からその姿を消しました。
東武鉄道 ED5010形 電気機関車
ED5010は 1957~62年に日立で24両(ED5011 ~ ED5024)が製造されました。
電動機 MT-40B×4 ギヤ比 17:72 ツリカケ式 台車 DTH57(日立)
参考:私鉄電気機関車ガイドブック 東日本編 ほか
ED5010形 ED5020
東武ED5010形 ED5020 1962.4 日立製 1987年廃車
ED5010形 ED5024
東武ED5010形 ED5024 1962.4 日立製 1987年廃車
東武鉄道 ED5060形 電気機関車
ED5060は 1960~1966年に東芝で13両(ED5061 ~ ED5073)が製造されました。
ED5066 ~73は重連総括制御改造がなされていません。
電動機 MT-40B×4 ギヤ比 17:72 ツリカケ式 台車 TT54(東芝)
参考:私鉄電気機関車ガイドブック 東日本編 ほか
ED5060形 ED5061
東武ED5060形 ED5061 1960.7 東芝製 1997年に廃車 撮影場所:川俣
ED5060形 ED5062
東武ED5060形 ED5062 1960.7 東芝製 1997年に廃車
ED5060形 ED5064
東武ED5060形 ED5064 1960.7 東芝製 1997年に廃車
ED5060形 ED5073
東武ED5060形 ED5073 1966.9 東芝製 1996.10に廃車 撮影場所:館林
東武鉄道 ED5080形 電気機関車
ED5080形は 1970年に東芝で3両(ED5081 ~ ED5083)が製造されました。
新東京国際空港公団所有の私有機関車で空港建設用の砕石を輸送するために、
おもに佐野線の葛生駅 – 佐野市駅間で重連運用(1000t)されました。
当初から重連総括制御となっています。
電動機 MT-40B×4 ギヤ比 17:72 ツリカケ式 台車 TT54(東芝)
参考:私鉄電気機関車ガイドブック 東日本編 ほか
ED5080形 ED5083
東武ED5080形 ED5083 1966.9 東芝製 1996.10に廃車
東武鉄道 ED4010形 電気機関車
ED4010形は いわゆる東芝40tと呼ばれる標準機。
日本窒素が海南工業所向けにつくったE403.4を1946年に購入したものです。
板台枠の台車を履いていましたが、1961年に改造され以下のスペックに改められました。
電動機 SE-130×4 ギヤ比 17:79 ツリカケ式 台車 FS29(住友)
参考:私鉄電気機関車ガイドブック 東日本編 ほか
ED4010形 ED4012
東武ED4010形 ED4012 1948? 東芝製 1986年に廃車 撮影場所:杉戸
近江鉄道 ED4000形 ED4001 もと東武ED4001
ED4001は1972年の廃車後 近江鉄道へ譲渡されました。
2004年に廃車されましたが 2009年に東武へ里帰り
登場当時のED10形として博物館入りしています。撮影場所:彦根
三岐鉄道 ED45形 ED459 もと東武ED5070
ED5069とED5070は1992年の廃車後に三岐鉄道に売却されました。
サイズはほぼ同じ電動機も台車もギヤ比も同じ兄弟機のED45が在籍しているからです。
ED5069は入籍されることなく部品取りにまわされ解体されましたが、
ED5070は2000年にED45形 ED459として再デビューしました。撮影場所:富田
三岐鉄道 ED45形 9 1992年移籍 2000年より運用開始
1963年 東芝製 もと東武ED5060形5069
12.000×2.690×4.055 45.45t MT40B×4 1:4.235
参考;私鉄電気機関車ガイドブック 東日本編 1977年
三岐鉄道 ED5080形 ED5082 もと東武ED5082
ED5081とED5082は 2003年の廃車後に三岐鉄道に売却されました。
その後永く留置されED5069のようにED45の部品取りとも思われました。
しかしED5081は2014年、ED5082は2011年にそれぞれED5081形として再起しました。
三岐鉄道 ED5080形 5081 5082
1970年 東芝製 もと東武ED5080形 5081.5082 撮影場所:保々
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