近畿日本鉄道　京都市営地下鉄乗り入れ対応車　3000系　ステンレスカー

 1978年に製造された省エネ試作車で近鉄唯一のオールステンレス車。
京都市営地下鉄烏丸線乗り入れに対応すべく電機子チョッパ制御（CFM-228-15RDH）を採用しました。
全電気指令式空気ブレーキ（MBS-2R）を採用、横軸2ハンドルマスコンとなったのも目新しいところです。
しかし地下鉄烏丸線乗り入れには、アルミ合金製車体のVVVF制御車3200系を新造して充てることになりました。
結果、性能的に孤立した3000系は在来車と互換性がなく運用上ネックとなっていました。
1991年にのHSC-R電磁直通ブレーキに改造され運転台も在来車と同タイプに変更されることになります。
しかし、それでもなお運用区間はなお限定されていました。
2002年には車体更新も施工されたのですが、2012年その姿を消してしまいました。

3000系　ｽﾃﾝﾚｽｶｰ　3502F①　ｸ3500形　３５０２

近畿日本鉄道　3000系 ｽﾃﾝﾚｽｶｰ 4連　奈良線系用　編成表
←京都④　　　　　　　奈良①→
ｸ3500-ﾓ3000–ﾓ3000-ｸ3500　　Tc-M-M-Tc
3501-3001-3002-3502　のみ在籍。（ﾛﾝｸﾞｼｰﾄ）
参考；私鉄電車編成表07年版　撮影2007．2.／3　撮影場所：西大寺

珍車ギャラリー#085　近鉄3000系