近畿日本鉄道 1200系(1201系)界磁チョッパ制御車

近畿日本鉄道 1200系(1201系)界磁チョッパ制御車

 1200系は、1982年に登場した界磁チョッパ車です。
1400系(4連)の2連バージョンという位置付けです。(2連×10=20両)
1982年製の02~06FのTc車(ク1300形)には2250系の台車(KD-78A形)が流用されていました。
おもに名古屋線で用いられ2000年から03年にかけて車両更新がおこなわれています。(KD-78はこの時取り替えられました。)
ワンマン化改造もなされこれらは1201系と系列名が変更されました。
1200系のうち、1984年に製造された1211F・1212Fは、在来車である2410系・2430系の冷房化にあわせ同系と組成することを意図して作られました。
そのため先頭車と中間車(Mc-T)という変則的なユニット(モ1200形-サ1380形)で登場しています。
相方といなるユニット(モ2450形-ク2590形)は、丸形ボディですから編成中で車体断面および正面形状が異なる編成ができあがりました。
ともに1M1Tで1C4M、モータの出力も同じなので、相方であるモ2460形と性能面での不均衡はありません。
しかし界磁チョッパ制御と抵抗制御の常時異種組み合わせとなります。

1200系2連 08F① モ1200形 1208 名古屋線系統用

1200系2連 08F② ク1300形 1308 名古屋線系統用

近畿日本鉄道 1200系 08F 2連 名古屋線系用 編成表
←名古屋②     ①→ 普通鋼製車体 界磁チョッパ制御
1301-1201 Tc-Mc  01F~10F(下二桁を揃えている)
参考;私鉄車両編成表93年版 撮影:伊勢市

1201系 ワンマンカー 名古屋線系統用

撮影場所:伊勢市

近畿日本鉄道 1201系2連 名古屋線系用 編成表
←名古屋②     ①→ 普通鋼製車体 界磁チョッパ制御
1301-1201 Tc-Mc  01F~10F(下二桁を揃えている)
全車、明星車庫配属(ワンマン化)
参考;私鉄車両編成表07年版 撮影2005.8

1200系4連 11F① モ1200形 1211 名古屋線系統用

1200系4連 11F② サ1380形 1381 名古屋線系統用

1200系4連 11F③ モ2450形(2430系) 2641 名古屋線系統用

1200系4連 11F④ ク2590形(2410系) 2592 名古屋線系統用

近畿日本鉄道 1200系2410系2430系 1211F 4連 名古屋線系 編成表
←名古屋④     ①→    モ1200;界磁チョッパ制御

2592-2461-1381-1211 Tc-M-T-Mc  モ2450;抵抗制御
11F/12F全車、富吉車庫配属 サ1380はトイレ付き
参考;私鉄車両編成表11年版 撮影2005.8 松阪

珍車ギャラリー#236 1211F1200系+2410系+2430系

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