900系は1961年製。奈良線初の大型車です。
裾を絞った車体と足回り(145kw(1500V時)モータ+日立製VMC)は8000系をはじめとする奈良線車両に引き継がれました。
900系は当初、M車単独でも走行が可能でcM+Tc+Mcの3連でデビューしました。
1963年にはTcを追加、合計24両。すべてMc+Tcの2連になりました。
昇圧時にはMG、CPなどの機器を分散させMTユニットとしました。
もはや8000系とほぼ変わるところはありません。
車体更新と冷房化は1988~89年に行われました。
廃車は2001年より進められ、2002年8月に系列消滅となっています。
900系 900形(奇数車) 903 旧塗装
撮影場所:田原本
900系はcM+Tc+Mcの3連でデビューしたため、←難波側、奈良側→、双方にMcが存在します。
このため増備されたcT(957~62)は難波寄りに運転台を持ちます。
このように モ900形は偶数(cM)と奇数(Mc)とで向きが異なりますが、
なお奈良線系車両において、奈良側に運転台を持つMcが存在するのは900系だけということになります。
900系 900形(偶数車) 906 新塗装
900系 900形(奇数車) 905 新塗装
近畿日本鉄道 奈良線系用 900系 2両編成 編成表
←難波② 奈良①→
モ900(偶数)+ク951~56 Mc-Tc
ク957~62+-モ900(奇数) Tc-Mc(Tcは増備車)
参考;私鉄車両編成表88年版 撮影 大和西大寺
900系 950形(増備車) 959 新塗装
撮影場所:西大寺
900系はcM+Tc+Mcの3連でデビューしたため、
←難波側、奈良側→、双方にMcが存在します。
増備されたcT(957~62)は難波寄りに運転台を持ちます。
900系冷房改造車 900形(偶数車) 910
撮影場所:鶴橋
当初、Mc車は単独走行が可能でしたが、
昇圧時にはMG、CPなどの機器を分散させMTユニットとしました。
もはや8000系とほぼ変わるところはありません。
車体更新と冷房化は1988~89年に行われました。
900系冷房改造車 950形(増備車) 962
近畿日本鉄道 奈良線系用 900系 2両編成 編成表
←難波② 奈良①→
モ900(偶数)+ク951~56 Mc-Tc
ク957~62+-モ900(奇数) Tc-Mc
参考;私鉄車両編成表88年版 撮影場所:鶴橋
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