12400、12410、12600系は、12000系を基本とする汎用特急車のグループです。
12000系と足回りに大きな変化はなく、いずれも抵抗制御でモータは三菱製(MB-3127-A、180kW×4)が採用されました。
12200系との違いは、すべての出入り口をデッキ付とし、塗り分けなど変更したことです。
特に車内のデザインに明るい陽の光のイメージであるサニートーンを取り入れ、以後このグループは「サニーカー」と呼ばれます
12400系は、1977年に登場した4連。12410系は、1980年に登場した3連という位置づけです。
しかし81年増備の15F は4連で落成していますし11F~14Fも1983年にサ12560を追加し4連化されました。
床下機器の配置などに違いはありますが、今や実質上違いはないといっていいでしょう。
12600系についても4連です。トイレの位置を変更することでMcとTの1両あたりの定員を68名とそろえたことが特色です。
12400系は97~98(09~10)年に、12410系は2000(15~17)年に、12600系は2002(17~18)年に車体更新工事が施工されています。( )はB更新と呼ばれる二回目の更新。喫煙室の設置などがふくまれます。
12410系と12600系は別タイトルでUPしています。
近鉄 12400系4連 01F① ク12500形 12501 サニーカー
近鉄 12400系4連 01F② モ12450形 12451 サニーカー
12400系は昭和天皇のお召列車として4度にわたり運転されました。
(1979年12月・1980年5月・1981年5月 1984年10月)
その際、この サ12551形の車内を改装して御座所を設置しています。
近鉄 12400系4連 01F③ サ12550形 12551 サニーカー
近鉄 12400系4連 01F④ モ12400形 12401 サニーカー
撮影場所:大和西大寺
近畿日本鉄道 12400系特急車(サニーカー)4両編成 編成表
←上本町④ ①→
モ12400-サ12550- モ12450-ク12500 Mc-T-M-Tc
01~.03Fの3編成 下一桁をあわせている。抵抗制御
参考;私鉄車両編成表07年版 撮影2008.2 大和西大寺
近鉄 12400系リニューアル車 4連 03F 12503 サニーカー
B更新と呼ばれる二回目の更新時、ク12500には喫煙室が設置され、窓の配置が変更されています。
撮影:2019年8月 橿原神宮前
-鉄道車両写真集 |
サニーカー 12400系 12410系 12600系 へJUNP |
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