小田急30000形「EXE」 “Excellent Express”は、1996から99年までに4連・6連とも7編成が製造されました。
連接構造は採用されず、分割・併合を行なうため通り抜け可能な貫通路を設けることなりました。
よって前面展望席はありません。
1999年といえば「あしがら」と「さがみ」を統合して特急「サポート」が登場しました。
何をサポートするのか?まあビジネス客の支持を取り込みながら観光特急も支援できる。
そんなところを目指したのではないかと思われますが、私はあえてこの列車を指定したいとは思いませんでした。
(「サポート」は2004年12月のダイヤ改正で「さがみ」の復活に伴い消滅。)
そんな中途半端さが30000系EXEに反映されているような気がします。
コンセプトはともかく、特急車両としてのスペックはどうでしょう。
主電動機は、三相誘導電動機TDK6335-A(東洋)またはMB-5065-A(三菱)でともに出力は195kW。
制御装置は、個別制御方式のVVVFインバータ制御(IGBT)で、4連が(1C6M=MT比は1.5M:2.5T)のSVF-024A(東芝)、6連が(1C4M=MT比は2M:4T) のSVF-024B形を2台搭載します。
個別制御方式の採用により電動機1台をカットしても急勾配を走行可能です。
ブレーキは電気指令式電磁直通制動。
台車はSS146[電動台車(住金)]。モノリンク式軸箱支持形ボルスタレス台車で特急向けにヨーダンパを装備しました。---なかなかのものですね。
実力あればこそ、これに「+α」の要素を加えリニューアルがなされました。
これが30000系EXEαです。こちらは別タイトルでUPしています。
小田急電鉄_30000系_EXE車 “Excellent Express” 30056×4 特急「えのしま」
小田急電鉄 30000系 EXE車 30056×4 ⑦ クハ30050形 30156 特急「えのしま」
小田急電鉄 30000形 EXE車 30056×4 編成表
←新宿⑩ 小田原⑦→
30056-30006-30106-30156
Tc1-M1-M2-Tc2 形式はM=デハ30000形、Tc=クハ30050形
参考:私鉄車両編成表 2007年版 撮影日 2006.8 撮影場所:湘南台
小田急電鉄 30000系 EXE車 30253×6 ① クハ30050形 30553 特急「スーパーはこね」
小田急電鉄 30000系 EXE車 30253×6 ⑥ クハ30050形 30253 特急「スーパーはこね」
小田急電鉄 30000形 EXE車 30253×6 編成表
←新宿⑥ 小田原①→
30253-30203-30353-30453-30503-30553
Tc1-M1-T1-T2-M2-Tc2
形式はM=デハ30000形、Tc=クハ30050形 T=サハ30050形
私鉄車両編成表 2007年版 撮影日 2005.8 撮影場所:入生田
-鉄道車両写真集- |
50000系 VSE 60000系MSE 70000形GSE 30000系EXE 30000形EXEα へJUNP |
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