209系3100番台が2021年度中に運行終了することになりました。
JR東日本大宮支社は、これに合わせ 体験ツアー「ありがとう! 川越・八高線で愛されてきた209系3100代」を2022年1月8・9日に開催します。
しかし募集人数はわずかに32名ずつ、かつお一人様15000円也と結構なお値段です。
盛りだくさんの企画があり、それはリーズナブルなことなのかもしれません。
しかし、この209系3100番台はJR東日本にあって極めて珍しい車両なのです。
このことを一人でも多くの方に知っていただきたく、再度ご紹介します。
209系3100番台は八高線、川越線用の3000番台(1996~2020年)と同じく川越電車区に2005年に配置されました。(4連×2本:71,72編成)
客用扉が半自動(ドアスイッチを設置)となっている点以外は、0番台と同一のスペックです。
71編成の中間車ユニット(モハ209-3101=モハ208-3101)はJR東日本が用意した新車ですが、先頭車は、もと東京臨海高速鉄道(TWR)70-000形。
JR東日本の車両ではありません。
そして72編成に至っては、4両全てがもと東京臨海高速鉄道(TWR)70-000形。
天下のJR東日本が、国鉄ではない他社で使われた中古の鉄道車両を所有していたのです。
そのわけについては、珍車ギャラリーをご覧ください。
*JR東日本 209系 3100番台 71編成* クハ209-3101
JR東日本 八高線 川越線用 209系 3100番台、
川越車両センター 71(4両)編成
←八王子①
クハ208_3101-モハ208_3101-モハ209_3101-クハ209_3101
Tc’M’MTc (70-020-新車-新車-70-029)
2004年12月 TWRより転籍 MM’は2005年3月 川重製
撮影2010.3 撮影場所:拝島
JR東日本 209系 3100番台 72編成① クハ208-3102
JR東日本 209系 3100番台 72編成② モハ208-3102
JR東日本 209系 3100番台 72編成③ モハ209-3102
撮影場所:北八王子
JR東日本 八高線 川越線用 209系 3100番台、
川越車両センター 72(4両)編成
←八王子①
クハ208_3102-モハ208_3102-モハ209_3102-クハ209_3102
Tc’M’MTc (70-039_70-028_70-027_70-030)
H16.12 TWRより転籍 TcTc’はH8.3 MM’はH7.12 ともに川重製
撮影2010.3 撮影場所:北八王子
東京臨海高速鉄道 70-000形10F① 70-109
撮影場所:大崎
東京臨海高速鉄道 70-000形
JR東日本の209系がベースとなっていますが、川崎重工業製です。1996年3月の開業時は4連でした。
2002年に大崎までの全線が開通、埼京線との相互乗り入れが始まり、直通列車は70-000形で10連化されました。
その当時209系は製造を終えていましたが、新型が投入されることはありませんでした。
2004年、全編成の10連化にあたり先頭車4両が余剰となりましたが、
JR東日本に売却、JRが新造した中間車2両とともに「209系3100番台」(4連×2本)となり、
2021年まで八高線・川越線で運用されました。
-鉄道車両写真集- |
JR東日本 209系3000番台.3100番台 103系 3000番台、3500番台-川越区 八高線.川越線用の車両たちへJUMP |
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