SL銀河号が2021年12月で姿を消すというニュースが飛び込んできました。本当なら残念です。
(JR東日本盛岡支社は2021/11/19にSL銀河号の運行終了予定を2023年春と発表しました。)
SL銀河号は盛岡市の交通公園に保存されていた蒸気機関車、C58形(239号機)を復元し、釜石線で走行させた観光列車です。
2014年4月に運行を開始しました。
釜石線の起点である花巻出身の作家 宮沢賢治、その代表作にちなんで「銀河鉄道の夜」をイメージしており、客車には星座が描かれ「夜が明け、朝へと変わりゆく空」を表現したものとなっています。
鉄道車両マニアとして、おもしろいのは、この客車が動力付きであるということです。
実はもとJR北海道のキハ141系で、もとは51系客車でした。
この辺の事情については、珍車ギャラリーでも取り上げていますので、こちらも是非ご覧ください。
撮影2014年8月 花巻
JR東日本 SL銀河号 蒸気機関車 C58形 239号機
c58形239号機は、昭和15年に川崎車輛で新製されました。
昭和18年に宮古機関区へ転属して以来、東北の地で活躍し昭和48年に廃車となりました。
こうした縁があって盛岡市の岩手県営交通公園で静態保存されていました。
SL銀河号の牽引機として40年あまりの歳月を経て復活させたということになります。
JR東日本 SL銀河号 ① キハ142形700番台 キハ142-701
1号車:キハ142-701(元キハ142-201)
シンボルはさそり座。小型プラネタリウムを用いた天体ルームを設置。
JR東日本 SL銀河号 ② キサハ144形700番台 キサハ144-702
2号車:キサハ144-702(元キサハ144-103)
シンボルはいて座。「銀河鉄道の夜」に関連する資料を展示するギャラリーを設置。
JR東日本 SL銀河号 ③ キサハ144形700番台 キサハ144-701
3号車:キサハ144-701(元キサハ144-101)
シンボルはわし座。イーハトーブと宮沢賢治に関連する資料を展示。
JR東日本 SL銀河号 ④ キハ143形700番台 キハ143-701
4号車:キハ143-701(元キハ143-155)
シンボルははくちょう座。売店、ラウンジを設置。沿線ゆかりの作品を展示するギャラリーを設置。
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