札幌市電の珍車たちを集めました。
M100形は分離可能な連結車で「親子電車」と呼ばれる電車です。
親となるのが両運転台形のM100形・M101号で、子となるのが片運転台形のTc1形・Tc1号です。
1編成(2両)が日本車輛で1961年に製造されました。
登坂性能を確保するためトレーラーであるTc1形にもモーターが1台装備されていますが、Tc1形のみで単独運転は出来ません。
Tc1号は1971年に廃車となり、1975年から札幌市交通資料館に保存されています。
M101は2021年10月末で引退します。
雪1形は1949年に木造単車40形の足回りを流用して作られた除雪車です。
札幌市交通局の車両工場にて製造されました。
当初は8両在籍しましたが、木造のまま1971年に廃車された雪8号(札幌市交通資料館に静態保存)以外は1969年に鋼体化改造を受けて現在の姿となっています。
路線縮小と共に廃車され、現存するのは3両です。
札幌市交通局 (札幌市電) M100形 M101号機 オリジナル塗装 1994年撮影
撮影場所:創成小学校前
形式 M100 M101のみ 1961年 日本車両
12.000: 2.230: 3.515 13.8 t 定員96 名
台車 N-104 日車 モーター NE-40 40kw ×2
制御装置 NC-350A ブレーキ SM-3
参考文献 rp688 2000.4
札幌市交通局 (札幌市電) Tc1形 Tc1号機 オリジナル塗装 保存車両 撮影日?
撮影場所:真駒内 札幌市交通資料館
形式 Tc1 Tc1のみ 1961年 日本車両
11.200: 2.230: 3.515 11.0 t 定員100 名
台車 N-104/N-104T 日車 モーター NE-40 40kw ×1
札幌市交通局 (札幌市電) 700形 713号機 オリジナル塗装 1984年撮影
撮影場所:電車事業所
札幌市交通局 710形
鉄北線が電化された1968年に路面ディーゼルカーD1020形の車体と550形の電装品を組み合わせて改造されたもの。
また、制御器の間接非自動制御化も同時に実施しました。
形式 710 713 両数 1 1968年 泰和車輌製
550形の電機部品にD1020形の車体を乗せたもの
13.100: 2.230: 3.740 15.0 t 定員90 名
台車 FS-40 住友 37.3 ×2
参考文献 rp319 1976.4
札幌市交通局 (札幌市電) D1040形 D1041号機 (保存車) オリジナル塗装 撮影日?
撮影場所:真駒内 札幌市交通資料館
札幌市交通局 D1040形 (D1041、D1042)
1964年に非電化の鉄北線用として増備されました。
東急車輛製の世界的にも珍しいディーゼル路面電車です。
エンジンは水平シリンダー式直列6気筒水冷エンジン。
このパワーを液体式2速自動変速機を介して2軸駆動の空気ばね台車をドライブしていました。
鉄北線の電化によりD1020形などは電車化されましたが、D1040形は1971年に廃車されD1041号が札幌市交通資料館に保存されました。
札幌市交通局 (札幌市電) 雪1形(除雪車) 雪3号機 1989年撮影?
撮影場所:電車事業所
形式 雪1 雪1~3 両数 3 1949年 札幌市交通局工場改造
ロータリーブルーム式除雪車(ブルーム式チェーン駆動)
7.816: 2.200: 3.940 11.0 t
台車 brill79E Brill モーター MT-60 37.3 ×2
制御装置 WH B-18L ブレーキ SM-3
参考文献 rp688 2000.4
札幌市交通局 (札幌市電) 雪1形(除雪車) 雪2号機 1989年撮影?
撮影場所:電車事業所
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