筑豊電気鉄道2000形は西鉄福岡市内線の第1次廃止により余剰となった1300形4編成と1200形1編成の計5編成(2両連接車)を1976年10月に譲り受け、2001AB~2005ABとしてデビューさせたものです。
1977年10月に北九州線1000形と福岡市内線1000形の車体を改造した中間車を組み込み、3両連接車(2001ACB~2005ACB)となりました。
加えて1980年には北九州線1000形3編成を改造した2編成3両連接車(2006ACB・2007ACB)を増備し、計7編成となりました。
2013年には廃車が始まり、2021年現在、2002ABCと2003ABCが在籍するのみです。(2002は休車)
筑豊電気鉄道 2000形2000番台 3両連接車 2005B
撮影場所:黒崎駅前
2005ACB(1205A – 1013A – 1205B)
A・B車が福岡市内線1200形、C車が福岡市内線1000形
形式 2000B 両数 5 2001B-05B 製造初年 1963 日立
9.200 × 2.400 × 3.515 17.24 t 65 名
台車 KL-13 モーター TDK527_2C 45*2 ブレーキ SME
rj688 2000.4
筑豊電気鉄道 2000形2000番台 冷房改造車01-1 2001A_
撮影場所:黒崎駅前
2001ACB(1301A – 1043A – 1301B)
A・B車が福岡市内線1300形、C車が北九州線1000形
形式 2000A 両数 5 2001A-05A 製造初年 1963 日立
9.200×2.400×3.940 17.24 t 65名
台車 KL-13 モーター TDK527_2C 45*2
制御装置 MMC-LB5B ブレーキ SME
rj688 2000.4
筑豊電気鉄道 2000形2000番台 新塗装車03-1 2003A
撮影場所:西黒崎
2011年8月撮影
A・B車が福岡市内線1300形、C車が北九州線1000形
2003ACB(1303A – 1044A – 1303B)
筑豊電気鉄道 2000形2100番台 2110A
撮影場所:黒崎駅前
2000形には、1985年に投入された2100番台(2両連接車2101~2118)も在籍しました。
西鉄北九州線の1000形を1985年に譲受したもので、当初車番もそのままに使用されました。
1987年3月に3編成を追加したのとあわせて改番され2100番台を名乗ることになります。
改造車である3両連接車と区別する意味で2100形とも呼ばれます。
しかし、その活躍は短く2110~2118の9編成が3000形に台車や機器を転用し廃車(1988~96年)
2101~2109も1995年以降、順次廃車され2006年6月には形式消滅となりました。
なお最後まで冷房改造はされませんでした。
筑豊電気鉄道 2000形2100番台 2102A
撮影場所:黒崎駅前
注目はこのうち試作車として最初に改造された2102です。
前面両側の窓までアルミサッシのユニット窓に交換されています。
形式 2000 両数9 2101A-09A 製造初年 1958 近畿車輛
9.200 × 2.400 × 3.940 11.1 t 65名
台車 KD-14 モーター TDK527_2C 45*2 制御装置 ES536B ブレーキ SME
rj688 2000.4
-鉄道車両写真集- |
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