万葉線 もと加越能鉄道(高岡軌道線)

万葉線 もと加越能鉄道(高岡軌道線)

高岡軌道線は、1948年に富山地方鉄道が開業した伏木線(地鉄高岡 – 伏木港間)がルーツです。
1951年、国鉄 新湊線の旅客営業廃止に伴い 米島口 – 新湊(現・六渡寺)間が開業し、射水線を経由して地鉄高岡 – 富山市内軌道線西町間の直通運転が開始されました。
1959年、射水線、富山市内軌道線との直通運転は継続されたものの、高岡軌道線(地鉄高岡 – 新湊間)は加越能鉄道(1950年設立)に譲渡されました。
1966年、富山新港の建設により射水線が分断され、越の潟 以西(高岡側)の路線は加越能鉄道に譲渡されて新湊港線となりました。
2001年、加越能鉄道は新湊港線とともに高岡軌道線を廃止する意向を表明しました。
しかし、これを存続させるべく高岡市、旧新湊市が中心となり第三セクター会社「万葉線株式会社」を設立。
2002年4月に、新会社での運行を開始しています。

万葉線 MLRV1000形 MLRV1002a アイトラム

撮影場所:高岡駅前

2004~09年にかけて6編成 導入された2車体連接超低床電車。
岡電、万葉線、富山ライトレール、地鉄市内線でも導入されているブレーメン形車両(ドイツ ボンバルディアと新潟トランシスのコラボ車両)です。
台車は独立車輪×4輪からなるボルスタレス式で、
主電動機は三相誘導電動機(BAZu3650/4.6 100kw)。
自在継手を介して動力を伝える直角カルダン方式を採用しています。
制御装置はIGBT素子によるVVVFインバータ制御(三菱製:MAP-102-60VD118)
屋根上に設置されています。
ブレーキは、電気ブレーキ(発電・回生併用)、油圧式ディスクブレーキ。
加えて電磁吸着ブレーキ(トラックブレーキ)を保安ブレーキとして備えています。
最高速度は70km/h。愛称は「AI-TRAM」(アイトラム)です。

万葉線_デ7070形 デ7071

撮影場所:米島口

形式 デ7070 7071-76 両数 6 1967 日本車両

12.500 ×2.440× 3.140  15.0 t  102 名
台車 N-110B 日本車両   モーター NE-50B  日本車両 50 kw × 2
制御装置 NC 間接非自動  ブレーキ SM-3
参考文献 rp688 2000.3

万葉線 デ5000形 デ5022(除雪用 機械扱い)

撮影場所:米島車庫

形式 デ5010 5022 両数 1 1950 日立
除雪用車籍なし
12.640 2.500 3.530 18.0 t – 名 –
台車 W-1-10 日立 モーター HF313AR14 日立 38 kw × 4
制御装置 MK
ブレーキ 直接空気

参考文献 rp688 2000.3

 

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