山陽本線に通称「和田岬線」という区間があります。 兵庫駅から南へ2.7km。終点の和田岬まで途中駅はありません。 時刻表を見ると昼間は全く列車がなく、なんと日曜日には朝1往復しか走っていません。 しかし平日の朝には約20分おき、夕方以降も10往復の設定があります。 つまり和田岬駅付近の工場(おもに三菱重工神戸造船所)で働いておられる方々のための通勤専用路線といってよいような路線なのです。 思い起 […]
第三軌条の電車といえば、地下鉄と相場は決まっています。 パンタグラフがない分トンネルの断面を小さくできるからです。 まあ、それくらい地下を穿つことはお金がかかることなのです。 第三軌条とは地上に敷かれた三番目のレール(サードレール)。電車はそこから給電をうけます。 高電圧のサードレールが地面近くにあるということになりますので 踏切などから軌道に不用意に侵入されようものならこれは危険きわまりないこと […]
近鉄モワ24系は「はかるくん」と命名された電気検測車です。 文字通り、電車線やATSなどが正常に動作するかなどの検査を行う車両です。 電車は、架線から電気を取り込み、モーターを動かしたり、照明を点けたりするわけですが、接点である架線・パンタグラフはともに擦れ合うことで日々摩滅していきます。 また架線は、気温の変化などで伸び縮みもします。 「架線検測車」は実際に線路を走行して、架線の摩耗状態やレ […]
鉄道博物館は2022年9月21日、EF58形電気機関車61号機の常設展示を10月30日から開始すると発表しました。 なぜ、いままで展示されなかったのか不思議なくらいですが、他の鉄道車両とは一緒にできないスペシャルな1両だからだと私は思っています。 2007年7月に当「珍車ギャラリー」でも取り上げております。 以下、当時とほぼ同じ原稿ですがこれを機に当ブログにUPいたします。 お座敷列車「ゆとり」を […]
鉄道車両には、番号が付いています。 製造順に、ただただ単純に割り振るということは、創業時ならいざ知らず、まずあり得ないことです。 もちろん鉄道会社によってまちまちですが、おおむねその用途、車体の形状、動力の有無そしてその性能などに応じて、番号を割り振ってゆくわけです。 そして、同一仕様のものは、同じ車両と見なされ”形式”が与えられます。 特に電車などの場合は、常に同じ編成で用いられることが、原則 […]
ことでん車両図鑑(琴電のHP)によりますと、レトロ電車120号、300号は、 「2021年11月3日にさよなら運転後、仏生山工場で作業車として残り、車両入換作業等で運用の予定です。」 とあります。さすればどうなるのだろう。 気になる車両があります。--デカ1です。 鉄道車両は、その全てが営業線内にでてくるとは限りません。 車両基地や車両工場といわれるようなところで入れ換え作業に携わるのがお役目と […]