1800形は1950~55年に製造された800形をワンマン化改番した車両です。
800形は600形よりやや大きめ12m級の小型車で90両製造されています。
50馬力の標準型電動機SS-50を2基搭載した1950~52,55年製グループと60馬力の標準型電動機SS-60を2基搭載した1953、54年製グループがあります。
制御器は直接制御のKR-8です。といいたいところですがSS-60を搭載した1953、54年製グループは間接自動制御である三菱製のAB制御器となっています。
(1953年製(866 ~ 870)AB44-6-MDC、1954年製(871~880)AB72-6MD)
1953、54年製グループは別形式としても良さそうです。
台車は801 – 805・816 – 820、826 – 855、861 – 875がブリル77E を国産化した住金製KS-40J、
806 – 815・821 – 825・856 – 860・876 – 880が中日本重工業製MD-6、881 -890が新三菱重工業製MD201となっています。
MD台車は意欲的な試みがみられるものでしたが広がりは見られませんでした。
集電装置はトロリーポールでしたが1955年製のグループからはビューゲルを搭載、それまでのグループも換装しています。
1968年からはワンマン化、改番されました。600形とは違って単純に+1000となっています。
ワンマン化にあわせ後部扉を閉鎖して中央に降車扉を新設しました。前照灯を白熱灯1灯からシールドビーム2灯に変更、その間にワンマンカー表示を取り付けています。
対象となったのは 801 – 870。間接自動制御の866 – 870については旧型車からKR-8を流用し直接制御に改造されています。
SS-50搭載車1801 – 1865については廃車発生品のSS-60に順次交換され性能の統一が図られました。
間接自動制御で残った871 – 880は早期淘汰の対象となり1971年に全車廃車され ワンマン化改番されなかった871 – 878も1974年に全車廃車されました。
ワンマンカーとなった70両は1両事故廃車となったものの69両が主力車両として活躍しました。
1977年の河原町線廃止で26両が廃車、残る43両は1978年9月の京都市電最後の日まで在籍しました。
1844・1866 – 1870については阪堺電気軌道へ移籍、モ251形251 – 256となりました。
しかし専用軌道を高速運転する阪堺線では思うような活躍が出来ず1995年までに全廃されています。
京都市交通局(京都市電) 1800形 800形改造 ワンマンカー
形式 1800 :1801~70 1968年からワンマン化、改番
11.950: 2.440: 3.810 15.9 t 94 名 34席
台車 KS-40J(ブリル77E タイプ): 住金ほか モーター SS-50→SS-60 : 45.0kw ×2
制御装置 KR-8:三菱 ブレーキ SM-3 参考文献:路面電車ガイドブック(1976年 誠文堂新光社 刊)
種車の製造年、製造会社
- 1950年製 801 – 825:川車製 826 – 845:近車製 846 – 850:帝國製 851 – 855:汽車製
- 1951年製 856 – 860:ナニワ工機製
1952年製 861 – 865:ナニワ工機製
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- 1953年製 866 – 870:愛知富士産業製
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- 1954年製 871 – 878:ナニワ工機製 879・880 飯野重工業製
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- 1955年製 881 – 890:ナニワ工機製
1813 もと813 1950年川車製

台車:KS-40J 住金
1828 もと828 1950年近車製

台車:KS-40J 住金
1845 もと845 1950年近車製

台車:KS-40J 住金
参考:800形 890 保存車 前照灯とドアの位置に注意

台車:MD201 新三菱重工業製
参考:阪堺電気軌道 250形 253 もと1867

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