京阪電気鉄道 京津線 80型 近畿車両製 冷房改造車 1989~97年 

京阪電気鉄道 京津線 80型 近畿車両製 冷房改造車 1989~97年 

80型*は1961~70年に16両が近畿車輛で製造されました。京津線での併用軌道区間運用が前提ですから乗降ステップが付いた低床車です。
京津線の 蹴上-九条山間には66.7‰という国鉄きっての難所=碓氷峠に匹敵する急坂が存在しました。京都市内とは思えない山岳路線です。
15m級の車体をもつ80形のモータはTDK-543/1-B(45kW)。これを各車に4台ずつ搭載しました。最急勾配区間でありながらも急行列車から逃げ切るという難題をACRF-M445-256A/B制御器はこれを定速度制御でそれも回生ブレーキ込みでこなすのです。路面電車のメカとしては異次元の高性能です。
これがポール集電のツリカケ駆動車というのも驚きでした。1970年には通常パンタに交換され、1971年には 両運転台車を2両固定編成とする改造工事なされました。
そして1989~90年には冷房化改造されました。コンパクトなボディに高性能をぎゅっと詰め込んだ80型を冷房化するのは並大抵のことではなかったと思われます。ここではこの冷房改造された80型をご覧頂きます。冷房改造以前の80型は別タイトルでUPしています。→京津線80型 冷房改造車
1997年10月 市営地下鉄東西線建設に伴う京津線併用軌道区間廃止のあおりを受け姿を消しました。珍車ギャラリーでも取り上げています。→珍車ギャラリー#234 京阪電気鉄道80型

80型 1次車 81~93 両運転台車

 80型 両数 16 1961~70 近畿車輌
冷房装置はRPU3042-A(11.500kcal×2)
15.000 ×2.380× 3.980  20 t  95 名 40 席
台車:KD204 近畿車輌  モーター :TDK543/1-B  45kw ×4 ツリカケ
制御装置: ACRF-M445-256R ブレーキ: SME 参考文献 rp553 1991.12
*参考文献とする鉄道ピクトリアル553号(1991年12月号)の車両諸元表に1次車2次車の区別はなされていません。
鉄道ピクトリアル427号(1984年1月号)に掲載の非冷房車と車体重が変わらないのも解せません。

81

82

撮影1990.10 九条山

80形 2次車 94~96 片運転台車

93

*93はもと両運転台車です。94の妻面をご確認ください。

94

撮影1990.10 蹴上

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