京阪電気鉄道 大津線 260形 2次車 3次車 268~279 日立製 1968~88年 

京阪電気鉄道 大津線 260形 2次車 3次車 268~279 日立製 1968~88年 

260型*は1957~1968年に旧型車200型の機器を再利用して製造されました。200型は単行用車両である100型を連結運転できるように制御器を変更し形式変更したものです。
このような種車ですから製造年次により木造車もあれば半鋼製車体もあり形状等に変化がみられます。
200型は1957年から廃車が始まりますがその大半が260型に生まれ変わることになります。
台車は1910年代に作られた1型由来のブリル 27E-1やMCB2-Xまたはボールドウィン78-25Aを流用しているわけです。
50年も前に作られたものを再生しそれをまた20~30年使い続けるとはすごいですね。
そういえば先日(12日)、仙山線や常磐線などで使われていたE721系(2006年~)の合わせて10両の台車枠に計16か所のひびが入っているのが確認されたそうです。
DT-72 台車はさらなる低床化をすすめるため低く構えた弓形台車枠に空気ばねを覆いかぶせたような構造になっています。耐用年数も含めてもちろん十分な強度計算の上で製造されたものだと思います。想定外だったのかもしれません。しかしここは原因を究明し しっかり対策を講じてもらいたいものです。
ツリカケ駆動の電動台車は構造上やたら丈夫に作られているのは事実です。とはいえ電動台車は車体重のみならず加速、減速 等 あらゆる力が集中する最重要パーツです。これを気の遠くなるような永い期間にわたって維持管理し続けた京阪のスタッフに敬意を表したいと思います。

14.9 m2ドアの車体形状は以降大津線高床式電車の標準型となりました。特に2次車以降は扉が両開きとなりその車体は足回りを一新し、600型(2.3次車)、500型(4次車)となりました。
600型はいまも石山坂本線で活躍しています。
ここでは1959年に製造された2次車(268~273)1961年に製造された3次車(274~279)をUPしています。ともに日立製ですが2次車はブリル社製のMCB2-X、3次車はボールドウィン社製のBW台車となっています。集電装置はスライダー式ポールでしたが1970年にパンタグラフに変更しています。また1971~73年に片運転台化され2両固定となりました。制御器もEC-260(電動カム軸式)に交換しています。

260型2次車 MCB2-X台車

260型  268-73  両数 6  1959年 日立製 200型の機器流用 両開き2D
14.900 ×2.380× 3.980  23.8 t   95 名 44 席
台車 MCB2-X Bril モーター DK9c/TDK9c  45kw ×4 ツリカケ 制御装置 EC260  ブレーキ SME
参考文献 鉄道ピクトリアル#553  1991.12

272

273

260型3次車 BW台車

260型  274-776: 1961年  277-779: 1963年 日立製 計6両 200型の機器流用 両開き2D
14.900 ×2.380× 3.980  23.8 t   95 名 44 席
台車 BW ボールドウィン モーター DK9c/TDK9c  45kw ×4 ツリカケ 制御装置 EC260  ブレーキ SME
参考文献 鉄道ピクトリアル#553  1991.12

参考文献によると3次形はBW台車ということですが 275の画像を見るとブリルMCB2-X台車のようです。
2両目の276にはBW台車がついています。

撮影 日時不明 蹴上

*京阪電気鉄道は車両形式に「型」という漢字を用いていました。その後1986年に「形」へと変更しています。
鉄道車両写真集でもUPしています。→京阪電気鉄道大津線260形

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