§1 小が大を兼ねるということ 400系は標準軌に改軌した在来線(奥羽本線)に直通運転する山形新幹線「つばさ」用として開発されました。いわゆるミニ新幹線の元祖です。 1992年7月からの開業に合わせ12編成が出そろいました。 車体長は20,000mm・車体幅2,945mmと在来線の規格に合わせ”小振り”になっています。 このままでは新幹線用ホームとの間に大きな隙間ができるためドアの部分にステップが […]
E751系は 常磐線特急用E653系 交直流特急電車を交流専用車にしたものと考えて良いでしょう。 2000年3月、盛岡 – 青森間の特急「スーパーはつかり」としてデビューしました。 本州最北の地を走るために 扉部分の機密性をUP。E653系より強化された暖房機能を有しています。 (なお2006~07年にかけ全編成に足回りの耐寒強化改造が施工されています。) 制御方式はIGBT素子による […]
189系とEF63形 189系は 489系と同じく信越本線の碓氷峠を越えるために登場した特急電車です。 上野方となるクハ189形500番台は補機であるEF63形と協調運転するためのジャンパ連結器をもっている点が特徴です。 交直流電車である489系が先(1971年)にデビューしています。 直流電車である189系は183系1000番台のデビュー後となる1975~79年製です。 よってボンネット車はあり […]
碓氷峠と489系 JR西日本 489系白山色05F① クハ489-505 特急白山 撮影場所:上田 1997年 長野新幹線の開業により信越本線の横川 – 軽井沢間が廃止されました。 時刻表の地図をみると 信越本線の横川 – 軽井沢間は途切れてしまっていて空白になっています。 長野新幹線ができるまではちゃんと在来線が通っていました。 ここには碓氷峠というそのままでは越すに越 […]
JR各社は民営化当時 国鉄との違いをアピールするため こぞって より高速で快適な特急用車両をデビューさせました。 中でも気合いが入っているのはJR四国の2000系気動車です。 JR四国では国鉄時代からキハ181系が活躍していました。 ハイパワーのターボエンジンが自慢の高性能気動車です。 しかし いかに高出力でも谷に沿って また海岸沿いをくねくねと曲がる古い線形では高速走行はできません。 長大トンネ […]
いよいよ国鉄時代の車両が希少な存在になってきました。(*この記事は2016年12月に書いたものです。) 四国を除く日本全国で活躍してきた485系もそのほとんどが過去帳入りし 今やJR東日本にわずかに残るのみです。 さて、そのJR東日本が所有する485系ですが、2016年4月現在、定期列車は新潟-糸魚川間の快速列車1往復のみです。 その他現存しているものといえば、ジョイフルトレインに改造されたもの […]
JR東日本の253系は、都心と成田空港を結ぶ空港連絡特急=NEX(成田エクスプレス)でおなじみの特急電車です。 早いもので1991年3月の営業開始から17年の歳月が経過しました。 私には老朽化が目立つようには感じられないのですが、 ライバルの京成スカイライナーが2010年の成田新高速鉄道線開業にあわせて新型車両に置き換えられることから、 253系NEXについても2009年秋をめどに全車、新型車両E […]
特急列車とは?-最もスローな特急- 特急列車とは何でしょう。 目的地に向かって急いで行くという意味をもつ急行列車の中でも、特別に早く、快適に仕立てられた列車のことをいうのでしょう。 もっとも現在JRにあって 急行はほぼ絶滅状態。JR九州においてはその姿を見ることはできません。 (この記事は2008年8月に書いたものです) 普通、旅客というものは早く目的地に着きたいと思うもので ビジネス客ならなおさ […]
赤いみどり? 「赤いみどり」といって、それが佐世保ゆきの485系特急とすぐわかるお方は鉄道ファンでも少なくなってるように思います。 もっとも正式な名称ではないのですが 月日の経つのは早いものです。 2000年3月に485系「赤いみどり」は姿を消しました。 それからもう23年経っているわけです。 今回はこの奇妙な愛称を持つ特急が生まれた背景についてお話ししたいと思います。 特急「みどり」 485系 […]
24系だった14系寝台車 §1:JR九州 最後のブルートレイン 14系15形「富士」+「はやぶさ」が登場する経緯。 14系15形 寝台特急「はやぶさ」 撮影;2008年7月 博多 2005年 寝台特急「富士」は「さくら」の廃止にあわせ 「はやぶさ」と併結することになりました。 編成表をご覧ください。 JR九州 14系15形 「富士」編成 6連 2007年8月14日 ←大分① (⑦~⑫は「はやぶさ […]