弘南3600系(モハ3600形+クハ3600形、クハ3700形、クハ3770形)はもと東京急行電鉄3600系。
ここでは弘南鉄道に1975年頃に導入された半鋼製車クハ3770形(3776~3781)をUPします。
1980.81年に導入された全鋼製車体はこちらで→クハ3600形(3672,3674,3675)クハ3700形(3773~3775)
クハ3700形には3773~3775が在籍しますがクハ3770形ではありません。ご注意を。
東急3600系は国鉄(鉄道省)の被災車両を譲受し再生した戦災復旧車です。
デハ3600形(3601~3616)クハ3670形(3671~3679)クハ3770形(3771~3782)の3形式37両が在籍しました。
クハ3600形とクハ3700形との違いは東急時代にクハ3670形が600V車だったのに対しクハ3770形が1500V昇圧準備車だったこと。すべて片運転台車です。
いずれも戦災によって車体を焼失しており構体を復旧した応急復旧車(デハ3601・3602・3607・3608、クハ3671~3675、クハ3771~3775)と台枠のみを流用して車体を新造したグループ(デハ3603~3606・3609~3616、クハ3676~3679、クハ3776~3782)に大別されます。
応急復旧車は1960年から東横車輛工業で更新工事が行なわれノーシルノーヘッダーの全金属製車体(東急標準車体)に乗せ替えました。
よって東急3600系は更新時期により半鋼製車(1948~52年に更新)と全鋼製車(1960~66年に更新)に分別できます。
台枠流用グループは鉄道省50系が様々な木造車の車体を更新したように17級のモハ30系、20 m級のモハ40系に加え木造車を種車とし1948年より車体を再生しました。メーカーのストック品を流用した事実上の車体新製車(デハ3616、クハ3678・3679)までありました。こちらもご参照ください→戦前の旧型国電の分類 30系 40系 50系
車体メーカーも様々で新日国工業(デハ3603 ~3606・3609・3610、クハ3676・3677、クハ3779・3780)、汽車会社(デハ3611・3612)、日本車輌製造(デハ3613~3616、クハ3678・3679、クハ3776.3777.3778)、東急横浜製作所(クハ3781・3782)となっています。
半鋼製車グループ(3776~3781)履歴
弘南クハ3776←東急クハ3776(日車にて車体新製)←国鉄ナハフ14516
弘南クハ3777←東急クハ3777(日車にて車体新製)←国鉄ナハフ24071
弘南クハ3778←東急クハ3778(日車にて車体新製)←国鉄ナハ22068
弘南クハ3779←東急クハ3779(新日国工業にて車体新製) ←不明
弘南クハ3780←東急クハ3780(新日国工業にて車体新製) ←不明
弘南クハ3781←東急クハ3781(東急横浜製作所にて車体新製) ←国鉄ナニ36052
参考:国鉄50系電車 – Wikipedia
*東急3600系の生い立ちは複雑です。戦災復旧で登場した車両についてもまた諸説あり実態がよく分からないものがあることをお含み置きください。参考文献(鉄道ピクトリアル「東北地方のローカル鉄道」#477)でも国鉄時代の種車データは記載されていません。
弘南入りにあたり平賀の車両管理所で温風ヒータなど寒冷地対策がなされています。
モハ3600形は貫通路を閉鎖していますがクハ3770形でもそのまま残しています。1981年には半自動扉化されました。
かつては弘南線の主力でラッシュ時には6連運用もありましたが、1989年に東急7000系が1995年には南海1521系が導入されその数を減らしていきます。
全鋼製車であるモハ3601は最後まで残りましたが1999年6月姿を消しています。(留置)
クハ3770形 クハ3776

形式 クハ3770 3776~3778 1950年 日車製
16.800:2.845:3.750 28.1t 台車: TR-11 定員:130(40) ブレーキ:ACM
参考文献:鉄道ピクトリアル「東北地方のローカル鉄道」#477 1987年3月
クハ3770形 クハ3777

クハ3770形 クハ3778

クハ3770形 クハ3779

形式 クハ3770 3779 1950年 日車製
17.000:2.845:3.750 28.1 t 台車: TR-11 定員:130(40) ブレーキ:ACM
参考文献:鉄道ピクトリアル「東北地方のローカル鉄道」#477 1987年3月
クハ3770形 クハ3780

形式 クハ3770 3780 1950年 新日国工業製
17.000:2.845:3.750 28.1 t 台車: TR-14 定員:130(44) ブレーキ:ACM
参考文献:鉄道ピクトリアル「東北地方のローカル鉄道」#477 1987年3月
クハ3770形 クハ3781

形式 クハ3770 3781 1951年 東急車輌製
16.800:2.845:3.750 28.1 t 台車: TR-14 定員:130(44) ブレーキ:ACM
参考文献:鉄道ピクトリアル「東北地方のローカル鉄道」#477 1987年3月
弘南3600系編成表 参考:私鉄電車編成表 1983年版
←弘前 弘南黒石→
3601-3675-3674 3607-2025-1614
3602-3773-3774 3608-1700-2026
3612-3780-3778
3613-3775-3672
3614-3779-3781
3616-3777-3776
*固定編成ではありません。太字が半鋼製車体
| -ローカル鉄道車両研究- →鉄道車両写真集index |
| 弘南鉄道 歴史まとめ (戦前の旧型国電の分類-30系、40系、50系) 大鰐線 モハ11 モハ105 108 モハ2231 モハ2250 モハ3400 デハ6000 デハ7000 クハ16 クハ1266 クハニ71 ED22 弘南線 モハ3600① ② クハ16 クハ17 モハ2020→クハ20 クハ3600 3700 クハ3770 デハ7100-7150 デハ7010-7020 ED30 ED33 |
コメントを書く
コメントを投稿するにはログインしてください。