弘南モハ2020形はもと阪和電気鉄道モヨ100形。1930年の全線開通に合わせ日車で製造されました。川崎車両製という説もあります。
150kwという高出力モータ×4を装備する2扉クロスシート車で阪和時代は全線ノンストップという「超特急」などの優等列車に使用されていました。
ちなみに「モヨ」はクロスシートの電動車を意味します。「ヨ」は横型座席の意です。よってロングシート車は「モタ」となります。
台車はDT-11のようですが日車製のD-20。クハ2025 ③位の画像を見ていただければおわかりいただけると思いますが大出力のモータを装備していたため床面高さが高くなっています。
南海山手線を経て国鉄に買収後3扉ロングシートに改造されクモハ20形50番台となりました。その後 岩手県の松尾鉱業鉄道を経て1971年に弘南線に入りしました。
弘南クハ2025.2026←モハ2025.2026 ←松尾鉱業クモハ201.202←国鉄クモハ20052.2054←阪和モヨ104.106:1930年日車製
その際 平賀車両管理所で寒冷地対策がなされています。1978年には電装解除、クハ20形となりました。
弘南線では3連で使用されるのがメインです。かつては弘南線でラッシュ時には6連で運用されることもありました。
クハ20形を含む編成を以下に示しておきます。1例です。固定編成ではありません。残念ながら先頭に出ている画像は撮影できませんでした。
クハ20形編成表 参考:私鉄電車編成表 1983年版
←弘前 弘南黒石→
3607-2025-1614
3608-1700-2026
1989年11月に東急7000系が導入され弘南線は車両を大きく入れ替えました。クハ20形は2両とも1989年12月に姿を消しています。
なおこの時モハ105、106 モハ3607、3616 クハ1614 クハ3781 クハニ1271も廃車されています。(鉄道ピクトリアル 新車年鑑 1991年版で確認)
モハ2020形 モハ2025

撮影 1976年? 弘前
クハ20形 クハ2025 ①位

クハ20形 クハ2025 ③位

形式 クハ20 2025 1930年 日本車両製
阪和モヨ104→国鉄クモハ20052→松尾鉱業クモハ201→弘南モハ2025→クハ2025
19.100:2.880:4.070 38.0 t 台車: D-20 定員:136(46) ブレーキ:ACM
参考文献:鉄道ピクトリアル「東北地方のローカル鉄道」#477 1987年3月
撮影 1987年 平賀
クハ20形 クハ2026 ①位

クハ20形 クハ2026 ③位

形式 クハ20 2025 1930年 日本車両製
阪和モヨ106 →国鉄クモハ20054→松尾鉱業クモハ202→弘南モハ2026→クハ2026
19.100:2.880:4.070 38.0 t 台車: D-20 定員:136(46) ブレーキ:ACM
参考文献:鉄道ピクトリアル「東北地方のローカル鉄道」#477 1987年3月
撮影 1983年 平賀
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