モハ100形105は弘前電気鉄道が秩父鉄道の木造電動車デハ14(梅鉢鉄工所製)を1953年9月に譲受したものです。とはいえ同年11~12月に足回りを日車で更新。1959年には大栄車両でバス窓の半鋼製車体になりました。よって秩父時代をしのぶものは何もありません。
大鰐線は弘前電気鉄道が1952(昭和27)年に開業しました。開業時はモハ100形(101~103)クハニ200形(201~203)が用意されましたがいずれも中古車を手直ししたもので105もそうです。1970年に弘南鉄道に吸収合併されて以後 弘南線からの転入車に弘前電気鉄道時代の車両はその大半が置き換えられていきます。
改造車ではありますが3桁の車番で「弘南電気鉄道生え抜き」であることを示してきました。
モハ105・モハ108の2両は両運転台車であることから閑散時などの単行運転に使用されていましたが、ともに1989年に廃車されました。
なお105は 1978年に電動機を59kw/hから94kw/hに換装しています。
モハ100形 105 ①位 1987年撮影

撮影:1987年大鰐
形式 モハ100形 105 1937年 梅鉢鉄工所製(秩父鉄道デハ14)
→ 1953年電装更新(日車) → 1959年車体更新(大栄車両)定員:108(44)
15.310:2.740:4.105 35.8 t 台車:C-14 ブレーキ:AMM-C
制御器:HL モータ:MB-64C 59kw×4
参考文献:鉄道ピクトリアル「東北地方のローカル鉄道」#477 1987年3月
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