近江鉄道 800系 820番台 モハ800形+モハ1800形 もと西武401系 20m級冷房車 1997~2026年

近江鉄道 800系 820番台 モハ800形+モハ1800形 もと西武401系 20m級冷房車 1997~2026年

800系は1990~96年に廃車された西武401系を譲受し改造した20m車です。
種車となる西武401系はカルダン駆動で冷房装置も付いている高性能車です。これにブレーキのHRD化・ワンマン化などがなされました。
1994年版の「鉄道ピクトリアル新車年鑑」によると801Fはモハ800形+クハ1800形で1993年3月に竣工したとあり、試運転中で米原-八日市間で使用される予定となっていました。
ですがその後変化はなく運転は見合わされていたようです。そして次に増備されたのが820番台です。
820番台は1998年版の「鉄ピク年鑑」によると1997年3月に竣工したとあり 1997年8月から八日市線での使用を開始したとあります。
801Fはマスクを交換、妻面の一部を切り欠きMc+Tcで登場しましたが、820番台は種車である401系と同じくMc+Mc編成で マスクもそのまま利用し車体の四隅を切り欠いているのが大きな特徴です。西武401系はMc+Mc編成でしたからこれを踏襲するのは納得できますが、なぜ801Fと同じマスクにしなかったのかは謎です。1999年3月に竣工した802F、803Fからは801Fと同じマスクとなっているのですから。

なお800番台は別タイトルでUPしています。

800系は820番台も含め13編成26両増備され近江鉄道の主力となる系列で近江鉄道の冷房化に貢献しました。
しかしながら800系は元を正せばその車体は1964~68年製の411系で吊り掛け駆動の電車でした。801Fが2017年に、803Fが2020年に、821Fが2022年に、822Fと808Fが2026年に廃車されました。
820番台は西武801系タイプの—つまりは新しい車体流用車でしたが先に姿を消しています。

形式 モハ800形 821、822 1993~2001年に竣工   定員:136(56)
20.000:2.937:4.150 37.8 t 台車:FS-372 ブレーキ:HRD-1 自動予ブレーキ
制御器:MMC-HT-20A6 モータ:HS-836-Frb 120kw×4   86:15
参考文献:鉄道ピクトリアル「関西地方のローカル鉄道」#685 2000年3月

形式 モハ1800形 1821、1822 1993~2001年に竣工   定員:136(56)
20.000:2.937:4.035 37.8 t 台車:FS-372 ブレーキ:HRD-1 自動予ブレーキ
制御器:———- モータ:HS-836-Frb 120kw×4   86:15
参考文献:鉄道ピクトリアル「関西地方のローカル鉄道」#685 2000年3月

821F 車体(801系タイプ) 標準(黄)塗装 撮影:2015年

モハ821

モハ1821

種車:西武クモハ429-クモハ430 411系としての竣工 1967年 401系としての竣工 1980年
近江鉄道800系としての竣工1997年  2022年廃車 撮影:2015年彦根

822F 車体(801系タイプ) 赤電塗装 撮影:2017年

モハ822

モハ1822

種車:西武クモハ431-クモハ432 411系としての竣工 1967年 401系としての竣工 1980年
近江鉄道800系としての竣工1997年  2026年廃車 撮影:2017年八日市

参考:西武401系 クモハ412+クモハ411 →811F 2005年撮影

411+412は 411系(Mc+Tc)として1965年に製造されました。よって初期型車体(701系タイプ)となります。
1979年に高性能化、冷改がなされ401系(Mc+Mc)となっています。 

*近江鉄道のHPでは車両を「系」ではなく「形」としています。ですが 参考文献となる鉄道ピクトリアル「関西地方のローカル鉄道」#685 2000年5月刊では「系」として取り扱い、私鉄車両編成表でも少なくとも2012年版までは「系」として記載されています。1993~2005年に竣工していますので800系としてまとめました。

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