500形は1969~83年に近江鉄道彦根工場で6編成12両が製造(名義上は改造)されました。
1系「近江形」の後継車両となる16m級の中型車で片側3扉、前面貫通型の車体をもつ吊り掛け駆動の非冷房車です。「新近江形」と呼ばれます。
1系同様、モハ500形(501~506)+クハ1500形(1501~1506)で2連を組みます。台車や主電動機など足回りは廃車発生品を転用し名義上は改造車両とされていますが車体は自社工場で新造されており、事実上はほぼ新造車です。
モハの台車はDT-12(クハはTR-11A)、ブレーキはAMA、主電動機もMT-15(100kw)×4、制御器はCS-5(国鉄型)で1系と同じです。
1984~87年に台車を西武から譲り受けたエアサスのFS-40に振り替え、ブレーキも全電気指令式(HRD)に改造されました。
1987年には全車ワンマン仕様となりました。こちらは別タイトルでUPします。
「新近江形」は「近江形」と同じく種車の面影はありません。しかし名義上ではあってもその経緯は興味をそそられるものです。
参考までに以下に示します。参考文献は 鉄道ピクトリアル「関西地方のローカル鉄道」#445 1985年3月刊 です。
(もと西武モハ242)→モハ134→モハ501+クハ1501←クハ1217←(もと西武クハ1242)
(もと西武モハ214)→モハ8→モハ502+クハ1502←クハ1206←(もと西武クハ1259)
(もと西武モハ211)→モハ7→モハ503+クハ1503←クハ1205←(もと西武クハ1257)
(もと京急400形車番?)→モハ135→モハ504+クハ1504←クハ1217←(もと京急400形車番?)
(もと京急400形車番?)→モハ136→モハ505+クハ1505←クハ1210←(もと西武クハ1260)
(もと京急400形車番?)→モハ137→モハ506+クハ1506←モハ205←(もと三岐モハ140)
近江鉄道 500系「新近江形」 2連
近江鉄道 500系 2連 編成表
←貴生川① ②米原→
501+1501~506+1506 (モハ501形+クハ1501形)
参考:私鉄車両編成表83年版 撮影
モハ501形 モハ504 1982年撮影

撮影:1982年 高宮
形式 モハ501形 504 1926年 汽車会社製京急400形車番? 定員:120(44)
16.950:2.740:4.240 36.2 t 台車:DT-12 ブレーキ:AMA 自動予ブレーキ
制御器:CS-5-9 電磁空気カム式 モータ:MT15E 104kw×4
参考文献:鉄道ピクトリアル「関西地方のローカル鉄道」#445 1985年3月
クハ1501形 クハ1504 1982年撮影

撮影:1982年 高宮
形式 クハ1501形 1504 1922年 梅鉢鉄工製など 定員:120(44)
16.950:2.740:4.022 26.5 t 台車:TR-11A ブレーキ:AMA 自動予ブレーキ
制御器:——– モータ:——–
参考文献:鉄道ピクトリアル「関西地方のローカル鉄道」#445 1985年3月
参考:モハ137(もと京急400形車番?)→モハ506 撮影1982年

| -ローカル鉄道車両研究- →鉄道車両写真集index |
| 近江鉄道 歴史まとめ ED31形 ED14形 ED4000形 ロコ1100形 9形 200形 203形 131系 131系改 1系 1系改 500系 500系改 100形 220形 800系 820番台 700系 LE10形 へJUMP |
コメントを書く
コメントを投稿するにはログインしてください。