岳南鉄道 ED29形電気機関車 ED291 もと豊川鉄道デキ52 1927年製(1959~2015年)

岳南鉄道 ED29形電気機関車 ED291 もと豊川鉄道デキ52 1927年製(1959~2015年)

ED29形ED291号機は1927(昭和2)年に豊川鉄道(のちの飯田線)デキ52形として日本車両・東洋電機にて製造されたものです。
東洋電機製造はEE社(デッカー)のライセンス生産を手掛けていたせいか車内の機器配置はEE社製電機に倣ったものとなっています。
1943年に豊川鉄道が戦時買収、国有化されたことに伴ない鉄道省へ編入され、戦後の形式称号規定改訂によりED29形(初代)となりました。
ED291は国有化された後も飯田線で使用されましたが1959年に廃止されたことにより岳南鉄道に移籍しました。形式、車番はそのままです。
ちなみに姉妹機であるデキ53は田口鉄道所属だったため国有化されることはありませんでした。
1969年の1500V昇圧前ですから600V用に降圧工事を施しています。10年後の1500V化では配線を引き直すことによって昇圧されました。
貨物輸送量の減少もあり早い時期に貨物輸送から引退しましたが、最古参車両であったことからか。2011年の貨物列車廃止以後も非常用予備機として車籍は抜かれず長くその姿をとどめていました。

廃車されたのは2015年。以後、留置されていた岳南冨士岡駅に設置された「がくてつ機関車ひろば」にED501とともに静態保存されています。

岳南鉄道 ED29形 ED291 もと豊川鉄道デキ52 1927年製

形式 ED29 291  1927年 日車製
11.422:2.713:4.153(パンタ折畳み時) 40.7 t 直流1500V
1時間定格出力:416kw 引張力:5.15t 定格速度:27km/h
制御器:1965年に電動カム軸式→電磁空気単位スイッチ式に モータ:MT15B×4 ギア比:3.89
台車: 板台枠  ブレーキ:AMJ-C 空気ブレーキ
参考文献:私鉄電気機関車ガイドブック 東日本編 杉田 肇氏 1977年 誠文堂新光社

ED29形 ED291 1位(前位)

撮影:1992年 岳南冨士岡

ED29形 ED291 2位(後位)

撮影:2002年 岳南冨士岡

参考:豊橋鉄道渥美線 デキ450形 451 もと田口鉄道デキ53 1929年製

形式 デキ450 451  1929年 日車製
11.052:2.730:4.150(パンタ折畳み時) 40.0 t 直流600V
1時間定格出力:360kw 引張力:4.8t 定格速度:27.1km/h
制御器:電動カム軸式制御(東洋電機製)モータ:TDK-522-A×4 ギア比:3.89
台車: 釣合梁付き板台枠  ブレーキ:直通兼自動空気ブレーキ
参考文献:私鉄電気機関車ガイドブック 東日本編 杉田 肇氏 1977年 誠文堂新光社

撮影:高師

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岳南鉄道  歴史まとめ 電気機関車 :ED29形 ED32形 ED50形 ED28形 ED10形 ED40形
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