モハ11形は 蒲鉄全線開通直前の1930(昭和5)年にデ11~13として日本車輌で新製されました。1923年の開業時に導入されたデ1形は木造車でしたが デ11形は半鋼製車両です。
当初、モータはデ1形と同じくWH 社製の48kwモータでしたが。その後 東洋電機製のTDK31SCに換装されています。制御器は東洋電機製のDB-3。直接制御器です。
ちなみにデ11形は1929年に開業した庄内交通湯野浜線に投入された日車製モハ1形とは姉妹機になるそうです。
1952年に実施された一斉改番によりモハ11形に改称されています。
1954年にモハ41を新製するにあたり モハ13の主要機器はモハ41に供出、モハ13は木造車モハ1の主要機器を再利用するという玉突きが行われました。
この時モハ13はモハ1の改造名義で竣功しモハ51形と改称されましたので この時点でモハ13は消滅しています。もっともモハ1より転用したブリル76E-1台車を履いていますがモハ13の車体自体は残っています。なおモハ13としての車籍はモハ41へ継承されました。
1978年にモハ12がワンマン改造されます。この時ワンマン運転関連機器が新設されたのはいうまでもありませんが乗務員扉が新設されました。
タブレットを交換する際の利便性を向上するためということですが、画像をご覧ください。あまりといえばあまりに狭幅。乗務員さんは出入りできたのでしょうか?
モハ11、モハ51についてはワンマン化されていません。これら3両については直接制御のまま つまり単行で運用されたわけですからワンマンカーに適していると思われるのですが…。
1985年の路線縮小時にモハ11形はモハ51形も含め廃車されました。その後、モハ11は五泉市の村松城址公園で保存されています。
2022年に行われたクラウドファンディングにより2025年現在、美しい状態に修繕され保存状態は極めて良好です。(ネットで確認)
モハ11形 モハ11

モハ11形 モハ12 ワンマンカー

撮影:1983.1 村松
モハ11形 11(12) 1930年日車製
12.432:2.646:4.100 19.2 t (19.75t) 82名(78)34席
制御器:TDK DB3 モータ:TDK31SC 56.0kw×2 直流600V
台車: 軸バネ式(日車製) ブレーキ:
参考文献:鉄道ピクトリアル#431 1984.4
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