14760系は1979~81年に日車で製造されました。10020系が1961、64年製ですから15年ぶりに製造された地鉄オリジナル車両となります。
地鉄初のカルダン車14770形の登場が1955年ですから、わずか6年ほどの間に14780系、14720系、10020系と相次いでオリジナル車がデビューしたわけです。当時の地鉄はすごいですね。
14760形は創立50周年ということで地鉄初の冷房車(集約分散式10500kcal/h×4)となりました。
10020形と同じMM’ユニットですが14720形と同じく電動機の出力が110kwと高くなっています。
(147ではじまるということで147馬力のモータをもつ電動車です。正式にはモハをつけるべきですが適宜省略しています)
Mc-Mcユニットの2連×7=14が在籍します。中空軸平行カルダン駆動で、110kwの電動機(TDK-8205A)をES-777-A-M(1C8M方式)で制御します。
ブレーキは発電ブレーキ付きのHSC-D。冷房装置は集約分散式です。増結用のクハ175も同系列に加えておきました。
1980年には鉄道友の会よりローレル賞を受賞しました。地鉄を代表する系列と言っていいでしょう。
しかしこれを最後に地鉄オリジナル車両は半世紀近く登場していません…。
10030形が導入されたことに伴い特急運用が増加、車端部のクロスシート化が進められました。また新幹線0系の廃車発生品である座席を設置したものもあり車両定員、座席数に変化が生じています。
1998、2000年には特急運用に就かなかった編成を対象にワンマン改造されました。2004年からは特急列車専用車にもワンマン化がなされています。
14763F① Mc1 特急色 モハ14763 NA-308台車

14763F② Mc2 特急色 モハ14764 NA-308台車

撮影:2006.9 稲荷町車庫
モハ14760形 モハ14763(64) 1979年日車製
18.550:2.800:4.150 38.0 t 111名 44席
制御器Mc1に装備:ES-777-A-M モータ:TDK-8205A 110kw×4
台車: ND-308 ブレーキ:HSC-D
参考文献:鉄道ピクトリアル#701 2001.5
14769F① Mc1 一般色 モハ14769 NA-308台車

14769F② Mc2 一般色 モハ14770 NA-308台車

*14770形が存在していたのでデビュー時14760となっていましたが、14770形は14790形に改番されたので14770に改番されました。
モハ14760形 モハ14769(70) 1980年日車製
18.550:2.800:4.150 38.0 t 107名 50席(101名 56席)
制御器 Mc1に装備:ES-777-A-M モータ:TDK-8205A 110kw×4
台車: ND-308 ブレーキ:HSC-D
参考文献:鉄道ピクトリアル#701 2001.5
増結用Tc クハ175形 特急色 クハ175 ND308T台車

撮影1988.11?:場所不明
クハ175形(クハ175)
1981年製となる14760系タイプの増結用Tcです。クハ170形としてデビューしており14760形の専用増結車というわけではありません。クハ175形となったのは1995年です。
クハ173形と同様、床下には電動発電機を搭載、単独での冷房使用が可能です。また貫通路はなく窓が取り付けられています。
クハ175形 クハ175 1980年日車製
18.550:2.800:4.060 31.00 t 130名 60席
制御器: モータ:
台車: ND-308T ブレーキ:HSC
参考文献:鉄道ピクトリアル#701 2001.5
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