デキ2は1949(昭和24)年に東芝で製造されました。もと三井三池工務所と記してはいますが落成とともに福井鉄道に譲渡されています。
モノのなかった終戦直後、鉄道車両は割当生産されていたため鉄道会社の自由な発注は事実上不可能でした。そのため福井鉄道は運輸省鉄道監督局と交渉を行い三井鉱山三池鉄道が保有していた発注枠を1両分譲り受けるという裏技を用いたのです。
電車の足回りを再利用したデキ1と同じく電車用の台車DT-10を履いており台車と台枠の間が空いています。なおDT-10の由来はわかりませんでした。
制御器のMKはGE製がベースとなる 電磁単位スイッチ式 間接非自動制御器。ブレーキはAVR自動空気ブレーキです。
システムはデキ1と同じですが出力をUPし定格速度を28.5km/hとしています。
デキ2はデキ3とともに1984年の福武線の貨物輸送廃止まで貨物列車を牽引していましたが以後 西武生工場構内の入換作業に従事しています。
1998年以降 デキ2は休車となり2001年に姿を消しました。
デキ2形 デキ2 後位(4位) 撮影:1990年 西武生

デキ2形 デキ2 1949年 東芝製
9.600: 2.645:4.300(パンタ折畳み時) 25.0 t
1時間定格出力:300kw 引張力:3.94t 定格速度:28.5km/h
制御器:RDB( )電磁接触式(2段組み合わせ)*MK モータ:SE-170:*76.4kw×4 ギア比:4.56
台車: DT-10 *TR-10改 ブレーキ:AMJ 空気ブレーキ
参考文献:私鉄電気機関車ガイドブック 西日本編 杉田 肇氏 1977年 誠文堂新光社
*鉄道ピクトリアル#461 1986年
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