福井鉄道 80形改 冷房改造車(カルダン駆動) モハ82+クハ82 1992~2006年 

福井鉄道 80形改 冷房改造車(カルダン駆動) モハ82+クハ82 1992~2006年 

南海鉄道の電5形(1921(大正10)年川崎造船製)が種車となる郵便荷物電車モユニ521形。これを1948(昭和23)年に福井鉄道が4両譲りうけて登場させたのが モハ81・82、モハ91・92です。譲渡されたのは車体のみで足回りは自社で調達されました。形式が違うのはモータの違いと聞いています。
1956(昭和31)年に日車製の鋼体車体でもって更新されました。今回UPしているのはこのモハ80形更新車です。
モータは全車ともMB104-Aに換装され同じモータになったことで90形は80形に統合されます。なお82編成はモハ91・92が種車です。
更新改造当時は両運転台車で単行列車にも使われていました。
1978年には片運転台化改造し2両固定編成化されています。この際 田原町より車両の電装を解除しMc+Tcに変更しています。
このとき電装解除しなければ モハ82-1+モハ82-2となっていたことでしょう。
1987年に動台車をDT-21Bに モータをMT-46に換装しています。国鉄の廃車発生品です。この時カルダン駆動化されたわけです。
1991年には制御器を京阪1800系で使用されていたES555に換装しています。
82編成は1988年に、81編成は1992年には冷房化されました。RPU2204AJ(8000kcal×3)を屋根上に搭載しセミクロスシート化されています。
またこの時クハ82は富山地鉄から入手したNP-4P台車に履き替えたとあります。調べてみるとNP-4P台車はモハ14780形などに採用されており1985年ごろから始まった更新工事で発生したもののようです。
2006年の画像ではND-108台車に履き替えているのがわかります。ND-108台車は200形連接車が履いていたものでした。1996年にJR東日本のDT-21Bに取って代わられたものを電装解除し転用していたのです。80形は2006年4月に名鉄の低床車両導入で置き換えられ廃車となるのですが、少しでも車両をよい状態に保っておきたいそんなスタッフの気持ちが伝わってきました。
そう考えると広告塗装は単に広告収入を得るためだけではなく車体の状態を維持する目的もあるように思えます。

非冷房車は別タイトルでUPしています。

福井鉄道 80形 2両編成 編成表
←武生新    田原町→
81+81/82+82 Mc -Tc (Mcはモハ80形、Tcはクハ80形)
参考:私鉄車両編成表83年版

80形改 82F① モハ82 標準塗装 DT21B付き 1997年撮影

モハ80形 82   1921(大正10)年 川崎造船製 →1956年に日車製車体に更新
16.500:2.750:4.265  32.4 t 100名42席
制御器:ES-555 モータ:MT-46A   80.0kw×4
台車: DT-21(モハ81はDT-21B) ブレーキ:SME
参考文献:鉄道ピクトリアル#701 2001.5  撮影 1997.8:西武生

80形改 82F② クハ82 標準塗装 NA-4P台車付き 1997年撮影

 

クハ80形 82   1921(大正10)年 川崎造船製 →1956年に日車製車体に更新
16.500:2.750:4.200  28.1 t 100名42席
制御器:—— モータ:——
台車: NA-4P(クハ81はDT-21B) ブレーキ:SME
参考文献:鉄道ピクトリアル#701 2001.5  撮影 1997.8:西武生

80形改 82F① モハ82 広告塗装 DT21B付き 2006年撮影

撮影 2006.4:武生新

80形改 82F② クハ82 広告塗装 ND-108台車付き 2006年撮影

撮影 2006.4:武生新

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福井鉄道 路線歴史まとめ
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