こちらは もとをたどれば鯖浦電気鉄道デハ10形12となります。1929(昭和4)年に加藤車輌製作所で新製された13m級の両運転台車です。
福井鉄道に編入後 1947年に改番されモハ40形42となりました。1953年に更新工事がなされた時、愛知富士産業で15m級の車体が新製されました。もはやデハ10形の面影はありません。
主に単行で鯖浦線で使用されていました。
1981年に140形第3編成として もと名鉄モハ900形であるモハ140-2形とペアで運用することとなります。(モハ143-1+モハ143-2)
その際 片運転台化し車体を延長、乗務員扉も新設され前面窓が連続3枚窓となりました。相棒のモハ143-2とほぼ同じ外観です。
ただし種車の関係でモハ143-2より車体長は50cm短く側窓が1枚少なくなっています。
台車はD-14(日車製)で名鉄から譲り受けた流用品です。
なおモハ42は手続き上、廃車扱いとなっています。
長電改造車同じモハ140-1形ですので武生方に連結されます。車体、台車は異なりますが ES517制御器を搭載したパンタグラフ付き車輌で性能は変わりません。
143編成は1999年に廃車されました。鯖浦(せいほ)電気鉄道由来の車輌はこの時消滅したことになります。
目次
モハ140-1形:モハ143-1 旧塗装 D-14台車

撮影 1981年8月:福井駅停留所
モハ140-1形:モハ143-1 ワンマンカー 新塗装 D-16台車

撮影 1990年9月:武生新 福武線は1983年ワンマン化されています。
モハ140-1形 143-1 もと鯖浦電気鉄道デハ10 1929(昭和4)年 加藤車輌製作所製
16.250: 2.700:4.045 28.6 t 100名50席
制御器:ES-517 モータ:WH556-J6 60.0kw×4
台車: D-14(日車製) ブレーキ:SME
参考文献:鉄道ピクトリアル#461 1986.3
参考:モハ140-2形:モハ143-2 ワンマンカー もと名鉄モ900形

モハ143-2は相方のモハ143-1同様に前面窓が連続3枚窓となり連結面は切妻化されています。
モハ140-2形 141-2、142-2、143-2 もと知多鉄道デハ910 1931(昭和6)年 日車製
16.750: 2.700:3.813 30.5 t 100名50席
制御器:(ES-517:-1形に搭載) モータ:WH556-J6 60.0kw×4
台車: 141-2、142-2:27-MCB(ブリル)143-2: D-16B(日車製) ブレーキ:SME
参考文献:鉄道ピクトリアル#461 1986.3
1943年 名鉄に編入:モ910形 →1964年 電装解除:ク2330形 →1966年 再び電装:モ900形
1978年瀬戸線昇圧に伴い福井鉄道へ 1979~81年運用開始
(モハ141-1+モハ141-2、モハ142-1+モハ142-2、モハ143-1+モハ143-2)
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