大阪市電(大阪市交通局)501型 528 1911~1951年 1969年復元

501型は大阪市電の最初のボギー車です。1911(明治44)年~13年に100両製造されました。
日本ではじめて空気ブレーキを採用した路面電車であることもそうですが 一番の特色は異径車輪台車であるマキシマム台車を採用したことだと私は思っています。
ボギー車は4輪単車の2倍 接地点があることになりますので軸重が分散されてしまい強力なモータでは すぐ空転してしまいます。
そこで考えられたのが
マキシマム台車です。マキシマム台車では強大なモータを載せるため 片側の車輪径を大きくし もう一方の車輪径を小さくしました。それだけではありません。パワーを最大限発揮させるために台車の重心を動軸に つまりモータを装架してある大径車輪に寄せることで粘着性を上げていているのです。
それが当時の最先端技術を採用した台車。ブリル22E-1台車です。「マキシマムトラクション台車」とも呼ばれています。マキシマムは最大、トラクションとは牽引力の意です。

とんでもない急勾配がある京津線 京津1形にマキシマム台車が採用されているのは至極納得できるのですが、大阪市電にこのような特殊構造の台車がそれも100両分必要だったのか?
私には少し疑問が残ります。大阪市のHPによりますと戦災があった時点で40両残っていたとあり 528号は1951年に廃車されたとあります。
メンテナンスは大変だったと思われます。その分名残惜しく捨て去ることができなかったのでしょう。18年の時を経て復旧されることになりました。

撮影:1993年8月 緑木検車場での「市電保存車両展示会」にて

形式 501型  1911(明治44)年~13年    製
10.690× 2.290×3.390  12.7 t  定員 62 名 - 席
台車:マキシマムトラクション 22E-1   モータ:35ps ×2  GE製 直接制御 空気ブレーキ
参考文献:「市電 市民とともに65年」大阪市交通局 昭和44年刊 ほか

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大阪市交通局 路線まとめ   25 30 528 1644 3050

*今回UPしている大阪市電は市電保存館に保存されているものです。
市電保存館はもともと港区の八幡屋交通公園内に1974年設置されましたが 大阪中央体育館建設に伴い1993年に大阪市交通局緑木検車区内に移転しました。
なお写真は 1993年7月27日~8月5日に緑木検車場で行われた「市電保存車両展示会」において撮影したものです。

参考文献:「市電 市民とともに65年」大阪市交通局 昭和44年刊 では--形ではなく--型と表記されおり大阪市電については型としています。

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