2120形(2121 ~22)は2110形と同じく1991年にデビューしました。
2100、2110形と同じくJR九州鹿児島車両所製で車体は2110形と同じです。
外見上で強いて違いを探せば折扉の取手部分に窪みあることくらいでしょうか。
足回りでは台車の形式が変更されていますが、見た目では違いが見いだせません。
2110形と同じくインバータ制御車で2120形でも東洋電機製のGTOサイリスタ素子のRG629-B-Mが採用されています。
室内では座席がバケットシート化されています。
またマスコンの形状が2軸2ハンドル形から2100形と同じ1軸2ハンドルマスコンに戻されました。
操作方法が違うわけですから運転手さんにとっては意味のある形式変更なのでしょう。
近年、IGBT(SiCハイブリッドモジュール)素子のRG6039-D-Mに変更されつつあります。
識別ポイントは屋上機器の一部が撤去されていることです。
デビュー当時は姉妹都市(マイアミ、鶴岡)記念号とされ2110形に倣ったオリジナル塗装で帯色を変えています。
鹿児島市電 2120形
形式 2120 2121.22 1991年 JR九州鹿児島車両所製
車体:全鋼製 12.400: 2.470: 3.750 19.0t 62名 32席
台車:FS-90B モーター:TDK6301A 60.0kw×2
VVVF制御 RG629-BM 冷房装置 あり 参考文献 rp688 2000.4
2121 オリジナル塗装 アメリカ.マイアミ 姉妹都市記念号

撮影1993.2:鹿児島駅前
2121 Zパンタ 広告塗装

撮影2008年7月:鹿児島駅前
2121改 シングルアームパンタ 標準色

撮影2023年5月:鹿児島駅前
2122 オリジナル塗装 鶴岡市 兄弟都市記念号

撮影1993.2:鹿児島駅前
2122 Zパンタ 広告塗装 「天璋院篤姫」号

撮影2008年7月:鹿児島駅前
路面電車研究 鹿児島市電
460形 500形 500形改 600形 600形改 800形 800形改
9500形 9700形 2100形 2110形 2120形 2130形 2140形
1000形 7000形 7500形
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