2110形(2111 ~13)は1991年にデビューしました。製造は2100形と同じくJR九州鹿児島車両所です。
車体は2100形に準じていますが8.5度の傾斜がつきぐっとスマートな印象になっています。
折り戸の採用も目新しいところです。(前扉は2枚折り戸、中扉は4枚折り戸)
運転台のマスコン形状は1軸2ハンドル形から2軸2ハンドルマスコンに変更されています。
一番の注目は制御装置です。鹿児島市電初のVVVFインバータ制御となりました。
東洋電機製のGTOサイリスタ素子のRG629-B-Mを採用しました。
デビュー当時は姉妹都市(ナポリ、パース、長沙)記念号とされ3両とも帯色を変えたオリジナル塗装でした。
2022年までに3両ともSiCハイブリッドモジュール素子のRG6039-D-Mに変更されています。
識別ポイントは屋上機器の一部が撤去されていることです。
鹿児島市電 2110形
形式 2110 2111~13 1991年 JR九州鹿児島車両所製
車体:全鋼製 12.400: 2.470: 3.750 19.0t 62名 30席
台車:FS-90A モーター:TDK6301A→TDK6309B 60.0kw×2
制御器:RG629-B-M→RG6039-D-M 冷房装置 あり
参考文献 rp688 2000.4ほか
2111 オリジナル塗装 イタリア.ナポリ姉妹都市記念号

撮影1993.2:鹿児島駅前
2111 Zパンタ 大垣市フレンドリーシティー号(2代目?)

撮影2008年7月:鹿児島駅前
2112 オリジナル塗装 オーストラリア.パース姉妹都市記念号

撮影1993.2:鹿児島駅前
2113 オリジナル塗装 中国.長沙 姉妹都市記念号

撮影1993.2:鹿児島駅前
2113 制御装置更新車(IGBT:Sic) シングルアームパンタ 標準色

撮影2023年5月:鹿児島駅前
路面電車研究 鹿児島市電
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