2100形(2101、02)は1989年にデビューした1963年の600形616以来26年ぶりの新車です。
JR九州の鹿児島車両所(当時)が初めて取り組んだの外部向け車両でもあります。
JR九州は1994年までの5年間に2110形、2120形、2130形、2140形と続けて鹿児島市交通局に車両を供給します。私はこの一連の車両を2100系とまとめて取り扱います。
制御方式は間接制御の抵抗制御とオーソドックスですがツリカケ駆動ではなくカルダン駆動です。
またブレーキは電気指令式電磁直通方式です。パンタグラフは鹿児島市電初のZパンタ。
鹿児島市電初といえばクロスシートの採用もそうです。それも自動転換式。
JR九州鹿児島車両所の意気込みが感じられる車両です。
(自動転換式だったクロスシートは1995年にロングシートに変更されました)
2101には「しろやま」2102は「さくらじま」の愛称が付けられました。
鹿児島市電 2100形
形式 2100 2101.02 1989年 JR九州鹿児島車両所製
車体:全鋼製 12.400: 2.470: 3.750 19.0t 62名 30席
台車:FS-90 モーター:TDK8567A 60.0kw×2
間接自動制御 AMD-M260-119B 冷房装置 あり 参考文献 rp688 2000.4
2101 しろやま オリジナル塗装

撮影1993.2:鹿児島駅前
2101 標準塗装

パンタグラフがシングルアームパンタに変更されています。撮影2023.5:神田車庫
2102 さくらじま オリジナル塗装

撮影1993.2:鹿児島駅前
2102 広告塗装

撮影2008.7:鹿児島駅前
路面電車研究 鹿児島市電
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