9700形(9701, 02)は1998年にデビューしました。
車体は9500形とほぼ同じで同じくアルナ工機製です。識別ポイントはシングルアームパンタとなったことくらいでしょうか。もちろん中身は違います。
更新車であり直接制御の吊掛け駆動の9500形と違い間接自動制御のカルダン駆動車となっています。
加えて9500形は2000年まで製造されているわけですから 9700形は9500形の後継車両ではありません。
むしろ9700形はカルダン駆動である2100系2140形(1994年製)の後継車両というべきです。
ところが1991年デビューの2100系2110形からしてVVVFインバータ制御なのに対し9700形は抵抗制御なのです。
アルナ工機は1990年から東武100系スペーシア(もちろんVVVFインバータ制御車)まで供給する技術力のある鉄道車両会社です。
時代に逆行し抵抗制御としたのは鹿児島市交通局の意向であると思われます。
鹿児島市電 9700形 9701

撮影場所:鹿児島駅前
形式 9700 (01-02)1998年 アルナ工機製 冷房装置 あり
全鋼製 12.360:2.470:3.750 19t 62名 30席
間接抵抗制御:AMD-M260-119B 台車:FS-97 モータ:TDK8567-A 60.0kw×2
参考文献 rp852 2011.8 撮影2008年7月
路面電車研究 鹿児島市電
460形 500形 500形改 600形 600形改 800形 800形改
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