加越能鉄道 高岡軌道線 デ7070形 1967~2002年(現役) 

加越能鉄道 高岡軌道線 デ7070形 1967~2002年(現役) 

デ7070形(7071~76)は1966年の射水線分断以後となる1967年に増備されました
今回も間接非自動制御のツリカケ駆動車でモータも50kw×2。
車体のサイズもほぼ同じの日車製路面電車です。
違うのは変則的になっていた窓配置がデ7000形、7060形と違ってすっきり改められたことです

それにしてもなぜ前後扉にこだわったのでしょうか?
既存車両であったデ5010形にならったといえばそうなのですが、地鉄デ7000形のままでもはっきり言って問題ありません。
ただそうなると富山地方鉄道富山市内線のお古を使っているようで、それはプライドが許さなかったのかもしれません。
当時、富山地方鉄道富山市内線では路線の縮小に伴って廃車が大量に発生していました。
私はこれでもよかったのではないかと思っています。
さすれば浮いた経費で電停に屋根をつけたり安全性を高めることができます。
利用者離れを防ぐほうが優先課題だと思うからです。

地鉄デ7000形が1984年から冷房化に着手したのに対し 加越能鉄道は決め手となる対策を打ち出せずバス代替の意向を示しました。
2001年自治体が第三セクターの万葉線株式会社を設立、2002年に移管されようやく2004、06年に7071・7073の2両が、2021~ 2023年には7074~76が冷房化改造されています。
これらは別タイトルでUPします。

加越能鉄道(高岡軌道線) デ7070形 7072

撮影1988.11:米島口

形式 デ7070 7071-76 両数 6 1967 日本車両製
12.500× 2.440× 3.140  15.0 t  102 名
台車 N-110B:日本車両  モーター NE-50B:日本車両  50 kw × 2
制御装置 NC 間接非自動 ブレーキ SM-3 参考文献 rp688 2000.3

加越能鉄道(高岡軌道線) デ7070形 7073

撮影1992.12:米島口車庫

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